オフショア人民元、下げ止まりか-下落は行き過ぎとの見方

中国人民元は、先週の香港オフショ ア取引でドルに対し2011年9月以来の大幅な下げとなったが、そうした 急激な下落局面からは抜け出しそうだ。同国の3兆8000億ドル(約389 兆円)の外貨準備高に加え、貿易と投資に伴う資金流入を背景に、一段 安との見方は後退している。

人民元は先週、香港市場でドルに対して1%下落。アジア通貨で最 大の下げとなった。英HSBCホールディングスとマークイット・エコ ノミクスが同週に発表した2月の中国製造業購買担当者指数(PMI) 速報値は7カ月ぶりの低水準にとどまった。ただ、オフショア人民元と ドルの相対力指数(RSI)は2012年6月以来の高水準となり、元の下 落が行き過ぎである可能性が示唆されている。

ウエストパック銀行のストラテジスト、ジョナサン・キャベナー氏 (シンガポール在勤)は21日の電話取材で、「オフショア市場での元の 下落は買いの好機だ」と指摘。「見通しについて弱気になり過ぎないよ う」くぎを刺した。

一部のトレーダーは、中国の外貨準備が過去最大に膨らみ、昨年10 -12月の同国の経常黒字が1890億ドルに拡大したことを考慮すれば、元 の落ち込みは行き過ぎかつ急速過ぎだとみている。

原題:China’s Offshore Yuan to End Slide on Reserves: Market Reversal(抜粋)

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