中国:習国家主席に権限集中か-経済政策で首相の役割低下か

中国共産党が用意した雑誌向けの記 事は習近平国家主席を経済政策の重要なけん引役として描いてお り、2012年に共産党総書記に就任した同主席に権限が集中していること があらためて浮き彫りとなっている。

国営の新華社通信が22日報じ、新華社の「瞭望」誌に掲載され る8000字余りに及ぶこの記事は、習主席の「重要」な経済をめぐる声明 や中国の経済成長率を落ち着かせる同主席の取り組みに言及。上海自由 貿易区などの政策立案を主導したとして習主席を評価する一方で、李克 強首相の役割には触れていない。

北京で3月5日から始まる全国人民代表大会(全人代、国会に相 当)を控え、李首相の経済政策における役割が温家宝前首相を含めた歴 代首相より小さくなっているとの臆測をこうした記事が強めることにな りそうだ。

香港中文大学のウィリー・ラム非常勤教授は「習主席は政策決定に おける自身の権限を強化し、李首相を脇に追いやろうと決意したよう だ」と述べ、こうした変化は昨年11月の共産党第18期中央委員会第3回 総会(3中総会)の直前に始まったと指摘した。3中総会では1990年代 以降で最も広範な経済政策の変更が打ち出されている。

原題:Xi Lauded for China Economic Policy in Sign of His Widening Sway(抜粋)

--取材協力:Henry Sanderson. Editors: Paul Panckhurst, James Amott

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE