インド中銀総裁と財務相、インフレで見解相違-成長は鈍化

インド準備銀行(中央銀行)のラジ ャン総裁は、経済成長にとってインフレが依然最大の懸念要因だとの警 戒感を示した。物価圧力の低下を指摘したチダムバラム財務相とは異な る考えを明らかにした。

ラジャン総裁は23日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁 会議が開かれたシドニーでのブルームバーグ・ニュースとのインタビュ ーで、「現時点でもインフレ抑制が重大な課題だ。インフレは成長を損 なっている」と指摘。「インフレ率の低下とともに、成長の可能性が高 まる」と述べた。

これに対してチダムバラム財務相はシドニーでの別のインタビュー で、成長加速を目指すインドなどの新興経済国は先進国よりもインフレ の高まりに耐性があると述べた。同相は適切な消費者物価上昇率には言 及しなかったが、卸売物価指数(WPI)を前年比5.05%上昇に抑え込 んだことは「大きな成果」だと称賛した。

ラジャン総裁は先月、昨年9月に就任して以来3回目となる利上げ を実施。世論調査によると、5月までに実施される総選挙で与党・国会 会議派は劣勢に立たされており、チダムバラム財務相によるの景気テコ 入れへの取り組みは利上げで効果が薄れている。

原題:Rajan Diverges With Chidambaram on Inflation as Growth Wanes(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE