最初の告白で制裁軽減狙うUBS、米欧に免責要請か-関係者

スイス最大の銀行UBSは、外国為 替市場の操作疑惑をめぐる各国の調査が進む中で、米国と欧州連合 (EU)当局からの「免責」を求めている。事情に詳しい関係者2人が 明らかにした。

UBSはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作で自行 が果たした役割について最初にEUに情報を開示し、ドイツ銀行やロイ ヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)への制裁金 が発表された昨年12月に数十億ユーロもの支払いを免れた。非公開情報 であることを理由に関係者が匿名で語ったところでは、UBSはこの成 功体験を踏まえて、今回も為替市場での行為を欧米監督当局にいち早く 告白し、最初の通報者になることを目指している。

5兆3000億ドル(約544兆円)もの資金が1日で動く外為市場で、 指標レートを操作するためにトレーダーが共謀していたとの疑惑が浮上 したことで、少なくとも10を上回る監督当局が調査を開始したが、 UBSは欧米当局に制裁措置の減免(リニエンシー)適用を求めようと している。為替操作疑惑では、世界の主要銀行が調査対象となった結 果、少なくとも21人が解雇あるいは停職処分となっている。

米司法省で勤務経験がある法律事務所ベーカー・アンド・マッケン ジーのダグラス・トゥイーン弁護士は「銀行側はこれまでマニュアル通 りに行っており、協力することで利益が得られることを理解している。 エクスポージャーを可能な限り抑えたいと考えるのが当然だ」と指摘す る。

UBSが昨年の監督当局への届け出で明らかにしたところでは、為 替市場の指標であるWM/ロイターが操作された疑惑についてブルーム バーグ・ニュースが初めて報道した昨年6月の段階で、同行は為替業務 の見直しに着手した。

UBS広報担当のグレッグ・ローゼンバーグ氏はコメントを避け た。同行は当局への届け出で、為替取引に関連する全ての調査に協力し ていると説明している。EUのアントワン・コロンバニ報道官もコメン トを控えている。

原題:UBS Said to Seek Immunity in Currency-Rigging Probes by EU, U.S.(抜粋)

--取材協力:Aoife White、Gaspard Sebag、Suzi Ring、Gavin Finch、Liam Vaughan. Editors: Fred Strasser, Anthony Aarons

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