2月21日の米国マーケットサマリー:ドルは対円で上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3739   1.3719
ドル/円            102.55   102.28
ユーロ/円          140.89   140.31


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,103.30     -29.93     -.2%
S&P500種           1,836.25      -3.53     -.2%
ナスダック総合指数    4,263.41      -4.13     -.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        .00
米国債10年物     2.73%       -.02
米国債30年物     3.69%       -.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,323.60    +6.70     +.51%
原油先物         (ドル/バレル)  102.24      -.51     -.50%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で上昇。米連邦公開市場 委員会(FOMC)が緩和縮小を続ける一方、日本銀行は債券買い入れ 計画を維持するとの観測が背景にある。ドルは円に対して週間ベースで は今年に入って最大の上げとなった。

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は先進国・地域で の金融政策の正常化に支持を表明することが、ブルームバーグ・ニュー スが入手した共同声明の草稿で明らかになった。ドルはこれをきっかけ に上昇した。ウクライナの反政府派とヤヌコビッチ大統領が和平合意に 達し、投獄されているティモシェンコ元首相の釈放を同国議会が可決し たことを背景に、ユーロは値上がりした。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の 調査責任者、ダン・ドロー氏は電話インタビューで、「リスクセンチメ ントは今週改善しており、ウクライナの和平合意やティモシェンコ氏の 釈放はプラスの材料だ」と指摘。「対円でのドル買いはまさにこうした センチメントに基づく取引だ」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時52分現在、ドルは対円で前日比0.3%高 の1ドル=102円61銭。週間での上げ幅は0.8%と、昨年12月27日終了週 以来の最大。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.3741ドル。円は 対ユーロで0.5%安の1ユーロ=141円ちょうど。

◎米国株式市場

21日の米国株は下落。米金融当局者の発言から、当局が金融緩和縮 小のペースを減速させる可能性は低いことが示唆された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.2%安の1836.25。ダウ工業株30種平均は29.93ドル (0.2%)下落し16103.30ドルで終えた。

ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズのエリック・ティール 最高投資責任者(CIO)は「当局による緩和縮小が早過ぎるという不 安があるのかもしれない」と指摘した上で、「複数の中央銀行が緩和的 な政策を維持することで合意した事実は、当局者にはこれまでの回復を 損ねる意図がないということであり、投資家に若干の安心感をもたらす はずだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は反発。10年債利回りは一時1週間ぶりの高水準を付け たが、1月の中古住宅販売件数が1年半ぶりの低水準に落ち込んだた め、低下に転じた。

1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で債券購入の縮小が 続く可能性が示唆されたため、今週は売りが先行したが、週間での下げ を埋める展開となった。降雪や冬の嵐も小売りや雇用指標に悪影響を与 えた。ブルームバーグ米国債指数は今月、0.3%低下した。

三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス 氏は「市場は現状を見極めようとしている。景気減速が天候要因による ものなのか、あるいはそれ以上のものなのかという疑問は残る。市場は かなりの減速を織り込んだ。利回りがさらに低下するにはもっと悪いニ ュースが必要になるだろう」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時52分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の2.73%。一時は13日以来の高水準となる2.78% まで上昇した。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償還)価格は3/32 上げて100 4/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに上昇。米中古住宅販売の減少 を背景に、予想していたよりも経済は弱いとの懸念が再燃、安全逃避と しての金買いが活発になった。全米不動産業者協会(NAR)が発表し た1月の中古住宅販売件数は1年半ぶりの低水準に落ち込んだ。

TDセキュリティーズ(トロント)のアナリスト、バート・メレク 氏は電話インタビューで、「金は引き続き弱めの米経済指標に支えられ ている」と指摘。米金融当局が緩和縮小を継続するとの兆しを背景に、 価格上昇は抑えられるだろうとも同氏は述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.5%高の1オンス=1323.60ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続落。暖房の需要期が終わりに近づく なか、高値警戒感から売りが優勢になった。週間では6週連続で上昇し た。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「暖房 用燃料の需要を背景に相場は可能な限り上昇してきた。3月に入ればい や応なしにヒーティングオイルの需要期は終わりを迎える。20日の統計 では留出油の在庫は予想されたほど減少せず、今後を占うガソリンの需 要は弱かった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比55セント(0.5%)安の1バレル=102.20ドルで終了した。週間で は1.9%高。

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