欧州債(21日):イタリア債が上昇、新政権での改革加速を期待

21日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇。10年債は週間ベースで4週続伸となった。次期首相に指名され た民主党のレンツィ書記長は組閣の準備を進めており、新首相の下で経 済改革が加速するとの期待が高まっている。

ドイツ10年債に対するイタリア債の利回り上乗せ幅(スプレッド) は縮小。スペイン10年債も値上がり。来週発表されるユーロ圏の1月の 消費者物価指数(改定値)はインフレ鈍化をあらためて示す見込みで、 欧州中央銀行(ECB)による利下げの公算が大きくなる。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オス トワルト氏(ロンドン在勤)は「レンツィ氏をめぐる期待は大変高い」 と指摘。さらに、スプレッドは縮小してきたもののドイツ債は依然とし て非常に割高に見えるため、利回りを求めてイタリア債が買われている と付け加えた。

ロンドン時間午後4時56分現在、イタリア10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.60%。19日に は2006年1月以来の低水準となる3.53%まで下げている。同国債(表面 利率4.5%、2024年3月償還)価格はこの日、0.43上げ107.79。ドイ ツ10年債とのスプレッドは1bp縮小の195bp。19日には11年7月以 降で最小の186bpを記録していた。

スペイン10年債利回りは5bp低下の3.55%。19日には06年2月以 来の低水準となる3.49%を付けていた。ドイツ10年債利回りはこの日、 3bp低下の1.66%。

英10年債利回りは2bp低下の2.78%。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格は0.14上げて95.58。

原題:Italy’s Bonds Advance With Spain’s as Renzi Set to Name Cabinet(抜粋) Pound Has Biggest Weekly Drop in Three Months After Retail Sales (抜粋)

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