大阪府:3セク株を南海電鉄に750億円で売却へ、米ファンド却下で

大阪府の松井一郎知事は21日の府議 会で、鉄道・物流事業を手掛ける第3セクターの大阪府都市開発 (OTK)株式について、南海電気鉄道に750億円で売却する方針を示 した。来年度の早い段階で議案を府議会に提出する。

府議会は昨年12月、入札価格781億円を提示し、優先交渉権を得て いた米投資ファンドのローン・スターへの売却案を否決した。OTK傘 下の泉北高速鉄道の運営をめぐって、地元自治体や住民が運賃値下げ幅 が小さいうえ、転売の恐れがあるとして、反発していたためだ。

公募入札で次点となった南海電鉄は、今回、買収価格を30億円引き 上げ、750億円とする案を提示。南海電鉄と相互乗り入れする泉北鉄道 の乗り継ぎ運賃を一律80円値下げすることとした。転売禁止期間は15年 に延長した。

松井知事は南海電鉄を選定した理由について、「価格とサービスに ついて、南海電鉄から公募時を上回る案が示されたことから同社と随意 契約をすることにした」と説明した。

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