ゴールドマン、インド・ルピーの買いに動く-割安感で

資産運用会社ゴールドマン・アセッ ト・マネジメントとウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメ ントがインド・ルピーを買っている。ルピーが昨年8月に過去最安値を 付ける要因となった経常赤字の抑制に向けて、当局が対策を講じている ことが背景。

ゴールドマンはこの2年間に21%下落しているルピーについて、対 外収支の改善度合いと比べると「割安」だとし、今年に入ってルピーの 「小規模なロング」ポジションの構築に動いたと説明した。ウィリア ム・ブレアのファンドマネジャー、ブライアン・シンガー氏によると、 同社は高めの利回りや割安なバリュエーションを考慮し、外貨保有に占 めるルピーの比率を約20%に引き上げた。

ルピーは昨年、過去最安値となる1ドル=68.845ルピーを記録して からこれまでに10%余り上昇した。インド政府は経常収支を改善させる ため金輸入の抑制策を講じ、インド準備銀行(中央銀行)もドル資金流 入を促す措置を取った。ルピーの下落率はアジア新興市場通貨でインド ネシア・ルピアの次に大きい。

ゴールドマンのアジア太平洋地域債券責任者のフィリップ・モフィ ット氏(シドニー在勤)は20日に電子メールで取材に応じ「経常収支の 数字は政策に効果があるかどうかを測る極めて透明な指標であるため、 重要な材料となっている」とした上で、「投資対象が比較的割安で、そ のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)も改善傾向とみられるなら、通 常それは良い組み合わせだ」と語った。

原題:Goldman Asset Buys Rupee to Join William Blair on Deficit (1)(抜粋)

--取材協力:Mark Cranfield、Kartik Goyal. Editors: Anil Varma, Amit Prakash

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