フライトスケジュールに殺される-事故で死亡UPS機長の悲鳴

小荷物輸送最大手の米ユナイテッ ド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機が、夜明け前に急降下しな がら山の斜面に激突し、墜落する事故が昨年8月に発生した。事故機の パイロットが飛行前に疲れを訴えていたことが、米運輸安全委員会 (NTSB)が20日公開した文書で明らかになった。

NTSBが公表した記録によれば、事故機を操縦していたセリア・ ビール機長は、事故を起こした昨年8月14日の勤務に就く直前にパイロ ット仲間に対し、「フライトスケジュールに殺されそうだ。とても続け られない」と話していたという。

旅客機パイロットの飛行時間、特に夜間の時間帯を制限する新たな 規制から貨物航空機が除外されたのは、ビール機長と副操縦士が死亡し た事故が起きる約6週間前のことだ。

小荷物の日中の配送を可能にするため、貨物機のパイロットは夜間 に各地を結んで飛行することが多い。こうした慣行を問題視するパイロ ット組合は、労働時間の制限を議会に働き掛ける一方、米連邦航空局 (FAA)を相手取り、パイロットの休憩ルールを貨物航空機にも適用 するよう求める訴えを起こしている。

原題:UPS Crash Pilot Said Schedule Was ‘Killing’ Him, NTSB Says (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE