OECD:世界は低成長時代に陥る恐れ、G20財務相は対応を

経済協力開発機構(OECD) は、20カ国・地域(G20)の財務相が生産性の伸びを高める方法を見つ ける必要があり、さもなければ世界経済は長期にわたり低成長に陥る恐 れがあると指摘した。

OECDの主任エコノミスト、ピエールカルロ・パドアン氏は報告 書で、広範囲にわたる生産性上昇率の鈍化は「新たな低成長時代の始ま りを予兆している」可能性があると指摘。「世界経済の勢いは引き続き 停滞している」とした上で、こういった懸念は先進国だけではなく「現 在は新興市場国にも広がっている」と分析した。

報告書は生産性と世界貿易の伸び減速は投資が不十分であることに 起因すると指摘。パドアン氏は「大半の先進国では、現在の企業の設備 投資率は傾向的な成長率の上昇を維持するのに必要とされる水準を下回 っている」とする一方で、「幾つかの新興市場国、特にブラジルやイン ドやインドネシアなどでは、インフラ投資は高い工業化率や都市化率を 支えるのに十分ではない」との分析を示した。

金融危機前に貿易赤字に苦しんでいた一部の国は経済改革に着手し ているが、ドイツや日本、中国など貿易黒字国はサービス業自由化の取 り組みを強化し、需要を拡大する必要があると指摘した。

原題:OECD Urges G-20 Ministers to Tackle Post-Crisis Low-Growth Era(抜粋)

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