【個別銘柄】小野薬高い、JシステムとDインキュ急伸、A&D逆行安

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

中外製薬(4519):前日比4.5%高の2454円。シティグループ証券 が投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を2450円から2900円に 引き上げた。20日付英文リポートで、スイス製薬会社ロシュが開発中の 抗がん剤(抗PD-L1抗体)が2017年に国内でも上市され、中外薬の業績 をけん引する、との見方を示した。14年12月期の営業利益計画は前年割 れだが、一時的現象にとどまるもよう、と分析。

小野薬品工業(4528):5.5%高の9970円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券が20日付で、目標株価を9000円から1万7000円に引き上 げた。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。抗がん剤「抗PD-1 抗体」の適応がん種拡大で新たな成長ステージに入ると予想。世界標準 治療薬になる確度が高まっており、30年には抗PD-1抗体の世界売上 高が2兆円へ成長する可能性を先取りする、と指摘した。

ジャストシステム(4686):16%高の824円。東京証券取引所の承 認を受け、27日付でジャスダックから第1部へ市場変更することになっ た、と20日発表した。TOPIX銘柄を投資対象としたファンドなどに よる、今後の資金流入を見込む買いが膨らんだ。

ドリームインキュベータ(4310):7.8%高の16万8500円。デジタ ルコンテンツの企画開発などを手掛けるディー・エル・イー(3686)が 東証マザーズから上場承認を受けたと20日に発表。Dインキュは、 DLE株を50万6000株(シェア11.5%)保有しており、新規上場による 含み益の拡大を期待した買いが膨らんだ。

豊田通商(8015):6.9%高の2473円。SMBC日興証券の村上貴 史アナリストは、減益が続いていた仏子会社CFAOの13年第4四半期 決算が増益に転じた、とブルームバーグ・ニュースの電話取材で指摘。 円安一服で低迷していた株価に、多少割安感も広がっている、と同氏は 述べた。

イオンフィナンシャルサービス(8570):8.3%高の2537円。発行 済み株式総数の5.87%に当たる1200万株、250億円を上限に自社株買い を実施する方針を20日発表した。取得期間は21日から15年2月20日ま で。株式需給の引き締まりを期待した買いが膨らんだ。

アサヒグループホールディングス(2502):4.7%高の2666円。3 月18日から高級ビール「スーパードライ ドライプレミアム」を業務用 に販売する、と21日付の日本経済新聞朝刊が報じた。初年度に4000店へ の納入を目指すとしており、収益寄与を期待した買いが入った。

横浜ゴム(5101):4.6%高の969円。独立系調査会社のTIWが20 日付けで、投資判断を「中立」から「中立プラス」に引き上げた。為 替・原材料のマイナス影響を想定しても2桁の営業増益を目指す14年12 月期の会社計画はポジティブだ、と指摘。能力増強が進む成長市場のロ シアや中国で新車用タイヤの引き合い強いとし、予想ROEと実績 PBRの相関から株価指標面にも割安感があると分析した。

タチエス(7239):3.5%高の1465円。野村証券が20日付で、投資 判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1500円から1700円に引き上 げた。15年3月期に日本、メキシコ、中国がそろって改善し、大幅増益 となる確度が高まったと指摘。同期以降はモデル端境期を乗り越え、利 益成長局面入りが見込まれるとしている。

ミロク情報サービス(9928):6.7%高の413円。14年3月期の期末 配当予想を従来の12円から15円に積み増す、と20日発表した。また、4 月1日から単元株式数を500株から100株に変更することも発表。株主還 元の強化、最低投資金額の引き下げを好感する買いが膨らんだ。

ワークマン(7564):4.1%高の4190円。いちよし経済研究所が20 日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を4600円か ら5100円に引き上げた。足元では大雪で特需が発生、中長期的には東京 五輪・国土復興に伴う需要拡大が期待できると指摘。14年3月期の営業 利益予想を80億円から81億4000万円(会社計画80億円)、来期予想を89 億円から89億4000万円に増額した。

マブチモーター(6592):2.6%高の6230円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券が20日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフ ォーム」、目標株価を6000円から7500円に引き上げた。自動車電装用ブ ラシ付きモータでは標準化された新製品の拡販が大きく進む、とリポー トに記述。14年12月期の営業利益予想を110億円から130億円(会社計 画113億円)、来期を130億円から158億円に増額した。

エー・アンド・ディ(7745):7.3%安の548円。14年3月期の連結 営業利益は従来予想を11億円下回り、前期比8.3%減の12億円になる見 通し、と20日発表した。海外生産比率が高いために円安で製造原価が上 昇、海外での販管費増が響いた。同社は、産業、医療用の計量・計測機 器を手掛ける。

TOTO(5332):0.1%安の1459円。シティグループ証券が投資 判断を「中立」から「売り」に引き下げた。20日付英文リポートで、利 益確定の機会が到来したと指摘した。今期業績の推移は市場予想を大き く上回っており、株価は目覚ましい上昇を見せたが、来期の営業利益と 純利益は前の期を下回ると予想。国内需要の鈍化や海外投資増加、特別 利益のはく落などが響くとみている。目標株価は1200円から1350円に変 更。

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