ブラジル:予算を約1.9兆円削減-格下げリスク払しょく狙う

ブラジル政府は今年度の予算を440 億レアル(約1兆9000億円)削減する。インフレ抑制を目指すととも に、格下げリスクとなっている財政の管理強化を目指す。

ブラジル財務省がブラジリアで20日配布した声明によれば、予算削 減により国内総生産(GDP)比で1.9%の財政黒字という目標が達成 される。予算案は国内経済が今年2.5%成長し、インフレ率が5.3%に低 下するとの前提に基づいている。

歳出増による経済の刺激を狙ったルセフ大統領の取り組みは、財政 赤字の拡大とインフレ加速を招いた。物価上昇で企業と消費者の信頼感 は損なわれ、経済成長が抑制された。米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は昨年6月、ブラジルの格付け見通しを「ネガ ティブ(弱含み)」に引き下げた。

インフォルマ・グローバル・マーケッツの新興市場アナリスト、ダ ニエル・スノーデン氏は電話インタビューで、ブラジル政策当局は「野 心的かつ達成可能な目標を定めた」と指摘。「格付け各社も満足のいく 目標だろう」と述べた。

マンテガ財務相は記者団に対し、会計整備とインフレ抑制が政府の 目標だと説明。「財政政策の実施により、金融政策の負担は軽減する」 と語った。

原題:Brazil Cuts $18.5 Billion From Budget as Downgrade Looms (2)(抜粋)

--取材協力:Arnaldo Galvao、David Biller、Filipe Pacheco. Editors: Andre Soliani, Harry Maurer

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