金は汚名を返上しつつある-UBS、今年の見通しを上方修正

スイスのUBSは今年の金相場見通 しを引き上げた。今年に入って上昇している金に対する米投資家の姿勢 の変化と資産の逃避先としての需要拡大、アジアの消費者による購入増 加を理由として挙げた。

アナリストのエデル・タリー氏とジョニ・テベス氏のリポートによ ると、1カ月予想は1オンス当たり1180ドルから1280ドルに、3カ月予 想は1100ドルから1350ドルに、それぞれ上方修正した。今年の平均は従 来予想の1200ドルから1300ドルに引き上げ、来年の見通しについて は1200ドルに据え置いた。

米景気が予想されていたペースで回復していない兆しが示され安全 資産としての需要が拡大したことから、金相場は今年、3カ月ぶりの高 値に上昇した。UBSとは対照的にフランスのソシエテ・ジェネラルと 米ゴールドマン・サックス・グループは、米連邦準備制度理事会 (FRB)による金融緩和策縮小を理由に金相場は低迷するとの見通し を示している。

タリー氏とテベス氏は19日のリポートで「徐々にではあっても金は 汚名を返上し始めている。ここ1年1カ月間、金は売り持ちが選好され るか、完全に無視される資産だった。しかし、最近の上昇はもはやそう いう状況ではなくモメンタム(勢い)が戻りつつあることを示唆してい る」と述べた。

金相場は18日に1332.45ドルと、昨年10月31日以来の高値を付け、 月間ベースでは2カ月連続の上昇となる可能性が高い。

原題:Gold Losing Stigma for UBS as Tully Increases Forecasts for 2014(抜粋)

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