若者のフェイスブック離れ阻止が狙いか-ワッツアップ買収

ソーシャル・ネットワーク・サービ ス(SNS)のフェイスブックをあまり使わなくなったと言うダン・ス ティラーさん(27)を取り戻すため、マーク・ザッカーバーグ最高経営 責任者(CEO)は42ドルを支払う。

フェイスブックは19日、スマートフォン向けメッセージアプリ提供 の米ワッツアップを総額190億ドル(約1兆9400億円)で買収すると発 表した。ワッツアップのユーザー数は4億5000万人で、ユーザー1人を 獲得するのに42ドルという金額をザッカーバーグ氏は支払うことにな る。メルボルン在住の建設現場管理者スティラーさん(27)のようなユ ーザーのデジタルライフにおいてフェイスブックが中核的なアプリの座 を確保するためだ。

「誰もがワッツアップに引き付けられている」と話すスティラーさ んは、友人との夜の予定の調整やイングランドやカナダの親戚と連絡を 取る際にワッツアップを利用しており「ほとんど一日中使っている」と 言う。

ザッカーバーグ氏が19日に投資家に説明したところによれば、ワッ ツアップは特に欧州やインドで愛好者が多く、米国での知名度は比較的 低い。同サービスは1年目は無料で、その後毎年99セントの料金で利用 できる。写真や動画などの送信では、通信事業者のマルチメディア・メ ッセージサービスよりも概してかなり安くなる。

ザッカーバーグ氏は19日の電話会議で、フェイスブックが30歳未満 のデジタル世代向けのマーケティング媒体として好まれる立場を維持す る上で、ワッツアップが脅威となる可能性を示唆した。同氏は「フェイ スブックよりも毎日使うユーザーの割合が高い唯一のアプリだ」と述べ た。

原題:Facebook $21-Per-Eyeball Offer Underscores WhatsApp’s Appeal (1)(抜粋)

--取材協力:Cornelius Rahn、Ben Sharples. Editors: David Rocks, Kenneth Wong

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE