2月20日の米国マーケットサマリー:株と国債利回りは上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3719   1.3733
ドル/円            102.32   102.31
ユーロ/円          140.37   140.51


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,133.23     +92.67     +.6%
S&P500種           1,839.78     +11.03     +.6%
ナスダック総合指数    4,267.55     +29.59     +.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .32%        +.00
米国債10年物     2.75%       +.01
米国債30年物     3.72%       +.00


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,316.90    -3.50     -.27%
原油先物         (ドル/バレル)  102.92      -.39     -.38%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が1週間ぶり高水準を付け た。複数の米経済統計が事前予想より弱かったものの、天候要因が影響 した可能性があるとして、市場には響かなかった。

フィラデルフィア連銀地区の製造業が予想外の縮小となったほか、 新規失業保険申請件数が予想より多かったにもかかわらず、連邦公開市 場委員会(FOMC)は緩和縮小を続けるとの見方からドルは堅調。ユ ーロ圏の製造業とサービス業の活動が予想を下回ったことから、ユーロ は下落。円は質への逃避で総じて高い。中国の製造業活動を測る民間の 指数が予想以上に低下し、世界2位の経済大国の成長が抑制される兆候 があらためて示された。

モントリオール銀行の世界為替戦略責任者、グレッグ・アンダーソ ン氏(ニューヨーク在勤)は「経済データが弱かったのに、外国為替市 場はパニックに陥っていない」と指摘。「弱い統計はフィラデルフィア 景況指数だけでなく、中国の統計、ユーロ圏のデータのいずれも失望さ れた」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時37分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇し て1021.44。一時は13日以来の高水準となる1021.98に達した。

円は対ドルでほぼ変わらずの1ドル=102円36銭。前日は0.1%上昇 していた。対ユーロではこの日0.2%上げて1ユーロ=140円30銭。18日 には141円03銭まで下げていた。ユーロはこの日、対ドルで0.2%安い1 ユーロ=1.3706ドル。

◎米国株式市場

20日の米国株は上昇。 マーキット米製造業景況指数が前月比で上 昇し、景気への懸念が和らいだ。またフェイスブックによるスマートフ ォン向けメッセージアプリ企業の買収は企業買収をめぐる楽観を強め た。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.6%高の1839.78。ダウ工業株30種平均は92.67ドル (0.6%)上昇し16133.23ドルで終えた。

JPモルガン・ファンズのグローバル市場ストラテジスト、ジェー ムズ・リュウ氏は、「米国の消費者や企業の基本的な強さは今も健在 だ」と述べ、「新興市場については、その影響が米市場で見られかどう かが疑問だが、その答えはノーだと言えよう」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は続落。今週発表された予想を下回る経済統計は厳しい 寒さの影響で、金融当局は量的緩和の縮小ペースを落とすことはしない との見方から売りが優勢になった。

フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外にマイナスとなり、 週間の新規失業保険が予想を上回ったものの、5年債を中心に下げた。 前日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は債券購入プ ログラムの縮小を休止する可能性をほとんど示唆しなかった。さらに、 「比較的早期のフェデラルファンド(FF)金利引き上げが適切になる との可能性」を指摘した当局者が「数人」いたことも明らかになった。 財務省がこの日実施した30年物インフレ連動国債(発行額90億ドル)入 札では2001年以来の低需要となった。

グッゲンハイム・セキュリティーズの米政府債トレーディング担当 マネジングディレクター、ジェーソン・ローガン氏は「前日の議事録へ の反応が続いており、期間が短めの国債が売られている。一部の当局者 が市場の見通しよりも早いFF金利誘導目標の引き上げに言及していた という事実で不意を突かれた参加者もいる」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時36分時現在、5年債利回りは前日比3ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇の1.54%。同年債(表面利率1.5%、2019年 1月償還)価格は1/8下げて99 26/32。10年債利回りは1bp上昇 の2.75%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。米連邦公開市場委員会 (FOMC)が緩和縮小を続けるとの見方を背景に、代替投資としての 金買いが減退した。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘ ッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、 「FOMCは緩和縮小を休止しないと明確に示した」と指摘。「希望的 観測に基づく取引は急速に減っている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.3%安の1オンス=1316.90ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は反落。在庫増加を嫌気し、前日に付け た4カ月ぶり高値から下げた。

オイル・アウトルックス・アンド・オピニオンズ(ヒューストン) のカール・ラリー社長は「原油在庫は再び増加した。需要はさほど伸び ておらず、警鐘と捉えるべきだ。クッシング原油はメキシコ湾岸に移さ れている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日 比39セント(0.4%)安の1バレル=102.92ドルで終了。同限月はこの 日が最終取引日となった。中心限月の4月限は9セント安の102.75ドル で終えた。

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