バレンタインデーに友情が結実-2人のCEOは友達

ソーシャル・ネットワーク・サービ ス(SNS)最大手の米フェイスブックとスマートフォン向けメッセー ジアプリのワッツアップの関係は、2012年の春にジャーマンベーカリー でのコーヒーから始まった。

フェイスブックは19日、ワッツアップを現金と株式を通じ、最 大190億ドル(約1兆9300億円)で買収すると発表。フェイスブックは モバイル端末を通じた利用者獲得を目指す。

12年の早い時期、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経 営責任者(CEO)がまずワッツアップのジャン・コウムCEOに声を かけた。カリフォルニア州ロスアルトスのベーカリーでコーヒーを飲も うと誘ったのだ。事情に詳しい関係者によれば、2人はそこで2時間以 上も話し合った。両CEOは親しくなり、頻繁に夕食を共にし、ハイキ ングにも一緒に出かけるようになった。

コウムCEO(38)は今月9日、同州パロアルトにあるザッカーバ ーグCEOの自宅でのディナーに招かれた。買収・身売りが現実味を帯 びたのはその時の会話がきっかけだった。

2人はまずザッカーバーグCEOが設立した世界中にインターネッ ト環境をつくるための団体で、どのようにしてもっと密接に協力できる か話し合っていた。ザッカーバーグCEOはその後、フェイスブックと ワッツアップが一緒になることや、コウムCEOがフェイスブックの取 締役になることを提案。同CEOはその後、数日かけ真剣に検討した。

そしてバレンタインデーの14日、ザッカーバーグCEO(29)が自 宅で夫人と共に夕食を取っていると、チョコレートをかけたイチゴを手 にしたコウムCEOが現れた。2人は早速、買収価格の交渉に入った。

ブルームバーグがまとめた企業の合併・買収(M&A)データによ れば、今回の買収劇は01年の米タイム・ワーナーとAOLの合併以来最 大のインターネット関連M&Aとなる。タイム・ワーナーとAOLの合 併規模は1240億ドルだった。

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