きょうの国内市況(2月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、世界景気リスクと中国統計下振れ-全業種に売り

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東京株式相場は続落。国際通貨基金(IMF)による景気回復への リスク警告、中国の製造業購買担当者指数(PMI)の悪化を受け、世 界経済の先行きに警戒感が強まった。機械など輸出関連、海運や非鉄金 属など海外景気敏感業種、金融株中心に東証1部33業種は全て安い。

TOPIXの終値は前日比23.96ポイント(2%)安の1194.56、日 経平均株価は317円35銭(2.1%)安の1万4449円18銭。

セゾン投信運用部の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは、「中国 は貿易統計が良かっただけに、PMIはネガティブサプライズ」とし、 「経済規模が大きい中国が減速すれば、世界経済にそれなりに影響を与 える。資源価格を通じて資源国経済にも影響する」と話した。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが日本 時間きょう午前に発表した2月の中国製造業PMI速報値は48.3と、1 月の49.5から低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央 値49.5からも下振れた。

東証1部33業種の下落率上位は、その他金融、海運、保険、機械、 精密、証券・商品先物取引、不動産、非鉄、銀行、ガラス・土石製品な ど。売買代金上位ではみずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィ ナンシャル・グループ、ホンダ、ファーストリテイリング、グリー、三 菱重工業、コマツ、新日鉄住金などが安い。アイフル、フルキャストホ ールディングスは逆行して上げた。

東証1部の売買高は25億6800万株、売買代金は2兆1125億円。値上 がり銘柄数は167、値下がりは1547だった。

●債券は上昇、中国懸念で株安・円高-長期金利は3カ月ぶり低水準

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債券相場は上昇。中国で発表された製造業関連指標の悪化を受けた 株安・円高が買い手掛かりとなった。長期金利は約3カ月ぶりの低水準 に達した。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比3銭安の144円93銭で開 始し、横ばい圏で推移した後、午前の取引終了前に水準を切り上げた。 午後に入ると一段高となり、一時は26銭高の145円22銭と中心限月で昨 年11月8日以来の高値を記録。結局は16銭高の145円12銭で引けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は 「中国の経済指標悪化を受け、株式や為替市場に影響が出ており、債券 は買われている。中国は世界第2の経済規模なので、同国景気が減速す れば、世界経済に対する懸念が高まる」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは横ばいの0.605%で開始。午前の取引終盤から水準を切り下げ、午 1時すぎには2.5ベーシスポイント(bp)低下の0.58%と昨年11月8日来 の低水準を付けた。その後は0.585%。5年物の116回債利回りは一1bp 低い0.175%と、新発債としては昨年4月9日以来の低水準を付た 後、0.18%で取引された。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペ(総額7000億円)の結 果によると、残存期間「3年超5年以下」と「10年超」の応札倍率が前 回より上昇した。一方、「1年超3年以下」は低下した。

●円全面高、中国指標低下でリスク回避の買い-対ドル一時101円78銭

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東京外国為替市場では円が主要16通貨に対して全面高となった。中 国の製造業関連指数が、市場の予想に反して低下したことをきっかけ に、リスク回避の円買い圧力がかかった。

午後3時32分現在のドル・円相場は1ドル=101円82銭付近。円は 午前9時すぎに付けた102円41銭を下値に水準を切り上げ、中国指標の 発表後には101円台を付けた。午後の取引終盤では一時101円78銭と、2 営業日ぶりの水準までドル安・円高が進んだ。

外為どっとコム総合研究所の石川久美子研究員は、新興国不安が完 全に解消されていない中で、中国の弱い経済指標というのが出た結果、 やや蒸し返される格好になったと説明。目先はリスクセンチメントが弱 気に傾いて、「株安・円高の脊髄反射」が起こっているとしている。

財務省がこの日に発表した貿易統計によると、1月の貿易収支は2 兆7900億円の赤字と、単月で比較可能な1979年以降で最大の赤字幅とな った。貿易赤字は19カ月連続。

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