トヨタ:ベア満額回答なら年60億円前後コスト増、労使交渉開始

業績好調の国内自動車最大手、トヨ タ自動車は、今年の春闘で労働組合のベースアップ(ベア)要求を受け 入れた場合、年間60億円前後のコスト増になると試算している。

宮崎直樹専務が19日夕、第1回労使交渉を受けて記者団に明らかに した。宮崎氏は、トヨタ自動車労働組合が要求している月平均4000円の ベアは、保険や福利厚生費なども含めると、会社側負担が倍に膨らむと 指摘した。

デフレ脱却を目指す安倍晋三首相は、経済の好循環実現のため企業 の収益増を賃上げに回すよう訴えている。トヨタの今期(2014年3月 期)純利益予想は円安などもあり前期比ほぼ倍増の1兆9000億円と、過 去最高益を更新する見通しだ。

トヨタ労組の鶴岡光行執行委員長は1月30日、愛知県豊田市内で記 者団に対し、「賃上げにはベアも含めて目前に迫った消費税アップでも 景気が腰折れないようにする願いが込められている」とコメント。トヨ タの宮崎専務は19日、要求額は非常に高いとの認識を示した。

全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)のウェブサイト によると、春闘は26日と3月5日にも統一交渉を行い、3月12日を集中 回答日に設定している。

--取材協力:. Editors: 浅井秀樹, 谷合謙三

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE