モルガンSの抜きつ抜かれつの7日間-TWCからワッツアップ

ソーシャル・ネットワーク・サー ビス(SNS)最大手の米フェイスブックが、スマートフォン向けメッ セージアプリの米ワッツアップを最大190億ドル(約1兆9400億円)で 買収することが19日に明らかになった。ワッツアップ側の単独アドバイ ザーを務めた米投資銀行のモルガン・スタンレーにとって、ライバルと の抜きつ抜かれつの目まぐるしい1週間が終わった。

ジェットコースターのように浮き沈みの激しい1週間が始まったの は、米コムキャストがタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)を452億 ドルで買収する合意が発表された先週のことだ。モルガン・スタンレー は投資銀行部門のロバート・キンドラー副会長を中心にTWCへの助言 で主導的な役割を果たした。ニューヨークを拠点とする調査会社フリー マンのデータによれば、モルガン・スタンレーはTWCが支払う7500万 ドルの手数料を一部受け取る。

今年最大の案件を手掛けたことで、モルガン・スタンレーは企業の 合併・買収(M&A)助言ランキングで、一時はJPモルガン・チェー スやゴールドマン・サックス・グループを抜き、首位に躍り出る。

今週に入ると、ジェネリック(後発医薬品)メーカーの米アクタビ スによる米フォレスト・ラボラトリーズの買収が18日に公表される。事 情に詳しい関係者の1人によれば、物言う投資家として知られるカー ル・アイカーン氏に対抗するフォレストに対し、モルガン・スタンレー は長年にわたり助言を行ってきた。

しかし、この買収でフォレスト側のアドバイザーを務めたのはJP モルガンであり、別の関係者によると、モルガン・スタンレーがフォレ ストからこの件を知らされたのは、17日遅くになってからだ。ブルーム バーグのデータによれば、JPモルガンは今年2番目の規模となるこの 案件でモルガン・スタンレーを抜き、M&Aアドバイザー・ランキング で首位となった。

そして19日午後には、今年4番目の大型案件となるフェイスブック によるワッツアップの買収が発表される。フリーマンの推定では、モル ガン・スタンレーは、ワッツアップから手数料として3500万-4500万ド ルを受け取る可能性がある。

原題:Morgan Stanley Lands WhatsApp Deal With Grimes to Cap Busy Week(抜粋)

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