ロシア財務省、国債入札取り消し-ルーブル安で利回り上昇

ロシア政府は19日、国債入札を取り 消した。通貨ルーブルが過去最安値に下落したことで借り入れコストが 上昇したためだ。同国の入札取りやめはこの1カ月足らずで3回目。

ロシア財務省はウェブサイトに掲載した資料で、100億ルーブル (約290億円)の2028年1月償還国債と同額の20年5月償還国債の入札 を撤回したと発表。「入札ではこれら債券の信用の質が十分に反映され なかった」と理由を説明した。モスクワ市場で28年償還国債の利回りは 終値ベースで18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇 の8.62%と、過去最高となった。

ルーブルは今年に入って約8%下落。ブルームバーグがモニターす る新興国24通貨でアルゼンチン・ペソに続く下から2番目のパフォーマ ンスとなっている。ルーブルはドルとユーロで構成するロシア中央銀行 の通貨バスケットに対し、前日比1%安の41.8345ルーブルと、終値ベ ースで過去最安値。財務省による外貨購入で中銀の通貨買い支えが縮小 するとの懸念が広がった。財務省は1月28日と2月4日に予定されてい た国債入札を中止している。

シティグループ子会社の債券トレーディング責任者ドミトリー・ク レブニコフ氏はこの日最初の入札が取りやめとなった後に電話で「ルー ブル安で利回りが上昇した。この日の水準で発行されていれば、市場全 体にとってネガティブとなった可能性がある」と述べた。

原題:Russia Cancels Bond Auctions as Ruble Slides, Yields Climb (2)(抜粋)

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