2月19日の米国マーケットサマリー:株下落、FOMC議事録

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3736   1.3759
ドル/円            102.26   102.36
ユーロ/円          140.46   140.83


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,040.56     -89.84     -.6%
S&P500種           1,828.75     -12.01     -.7%
ナスダック総合指数    4,237.95     -34.83     -.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        +.02
米国債10年物     2.73%       +.03
米国債30年物     3.70%       +.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,320.40    -4.00     -.30%
原油先物         (ドル/バレル)  103.45     +1.02    +1.00%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが堅調。ドル指数は3週間ぶり の大幅上昇となった。連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、新興 市場の波乱や予想より弱い米経済統計にもかかわらず、金融緩和の縮小 路線に変わりはないことが示された。

米国債利回りが上昇するのに伴い、ドルは主要16通貨の大半に対し て上昇。議事録では、経済見通しに変更がない限り、資産購入の縮小ペ ースを維持することを「数人の」当局者が支持したと記された。ウクラ イナやタイで反政府デモと警官隊の衝突が激化し、新興国の通貨は安 い。通貨の変動性を示す指数は4カ月ぶり低水準となった。

BNPパリバの外為トレーディング責任者、ピーター・ゴラ氏(ニ ューヨーク在勤)はFOMC議事録について、「私には明らかにハト派 的に見える。しかし米国債の値動きはそれとは反対だ」と述べ、 「FOMCは緩和縮小コースを維持していく」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時30分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇の1020.08。 1月30日以来で最大の上昇率。

円は対ドルで0.1%安の1ドル=102円42銭。前日は0.4%下げてい た。対ユーロではこの日、0.1%高の1ユーロ=140円69銭。ドルは対ユ ーロで0.2%上げて1ユーロ=1.3738ドル。一時は1.3737ドルまで下げ た。

◎米国株式市場

19日の米国株は下落。国際通貨基金(IMF)が世界的な成長への リスクを警告したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連 邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で緩和策縮小の継続が示唆され たことが影響した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.7%安の1828.76。ダウ工業株30種平均は89.84ドル (0.6%)下落し16040.56ドルで終えた。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの副最高投資責任者 (CIO)のエリック・デービッドソン氏は「これまでのところ緩和策 の縮小は秩序だって行われており、当局者もしっかり取り組んでいるよ うだ」と述べ、「統計次第ではあるが、その統計は長期的なものであ り、短期的ではない。投資家はこれが非常に長期にわたるプロセスの始 まりであることを認識するべきだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は反落。午後に公表された1月の米連邦公開市場委員会 (FOMC)議事録を受けて売りが優勢となり、10年債利回りは上昇に 転じた。議事録では債券購入の縮小をやめる可能性がほとんど示されな かった。

議事録によると、数人の当局者が毎回の会合で債券購入を月100億 ドル縮小していく方針を支持した。朝方発表された1月の住宅着工件数 が予想以上に減少し、景気腰折れの観測が強まったため、10年債利回り は低下する場面もあった。

SEIインベストメンツ(ペンシルベニア州オークス)で80億ドル 相当の資産運用に携わるショーン・シムコ氏は「金融当局は依然として 景気の現状に自信を持っており、前進を続けるだろう。それが金利に上 昇圧力を掛けている」と指摘。「現在の混乱と地政学上のすべての問題 を受け、実際よりもハト派的な内容が予想されていた」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時8分現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.73%。一時は2.67%と、11日以来の低水準を 付けた。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償還)価格は7/32下げ て100 1/8。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3カ月ぶりの高値から下落。米連邦公開 市場委員会(FOMC、1月28-29日開催)の議事録で緩和縮小継続の 可能性が示唆されたことを背景に、代替投資としての金買いが減退し た。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レシ ュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「FOMCは緩和縮小のペ ース減速について検討していないことが議事録で明らかになった」と指 摘。「インフレがほとんどみられなことも金にっとては好ましくない」 と述べた。

ニューヨーク時間午後2時37分現在の電子取引で、ニューヨーク商 業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4月限は0.8%安の1 オンス=1316.10ドル。この日の通常取引は議事録公表を前に1320.40ド ルで終了した。前日は一時1332.40ドルと、昨年10月31日以来の高値を つけていた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。4カ月ぶり高値となった。ウェ スト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の受け渡し地 点、オクラホマ州クッシングで在庫が3週連続で減少するとの観測が買 いを誘った。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、「20 日発表の統計でクッシング在庫と全米レベルの石油製品在庫が減少する と予想されており、原油相場は強含んでいる」と指摘。「クッシング在 庫は新しいパイプラインの影響で減少しており、石油製品在庫は高い需 要を背景に減少している」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日 比88セント(0.9%)高の1バレル=103.31ドルと、終値としては昨 年10月8日以来の高水準となった。

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