ショイブレ独財務相、銀行整理基金の手続き加速に反発

ユーロ圏の銀行破綻処理制度の創設 を急いでいる欧州各国は、銀行整理基金に関する手続きを加速させよう と努力しているが、ドイツのショイブレ財務相はこうした取り組みに反 発する姿勢を示した。

18日にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)財務相理事会で は、単一破綻処理メカニズム(SRM)の法案をめぐる欧州議会との交 渉行き詰まりをどうやって打開するかを協議。オランダのダイセルブル ーム財務相は理事会で、銀行整理基金が10年間の資金積み立て期間中に ユーロ参加国の保証付き債券を発行することを認める案を提示した。こ の方法を採用すれば、基金の550億ユーロ(約7兆7400億円)の資金枠 をすぐに満たせるほか、破綻処理費用に充てる資金をどのくらいのペー スで確保するかをめぐる意見対立を緩和できると説明した。

しかしショイブレ財務相は理事会終了後すぐにこの提案を一蹴し た。同相は記者団に対し、「われわれが共同体として貸し出し能力を備 え、連帯責任に同意すれば、負債やリスクを納税者が背負うことにな る。それはまさにわれわれが避けようとしていることだ」と語った。

理事会の協議ではSRMの最終法案で欧州議会に譲歩する部分を明 確にすることを目指していた。EU当局は、欧州議会が5月の議会選挙 のため休会となるまでの法制化を目標に掲げている。

ただ、銀行破綻時期の決定方法や公的安全網の役割、銀行が資金を 供与する整理基金の運営方法などをめぐり各国間で意見の隔たりが大き かった。

原題:Schaeuble Counters Push to Speed Common Euro Bank-Failure Fund(抜粋)

--取材協力:Corina Ruhe、Ian Wishart、Kati Pohjanpalo、Jonathan Stearns、Jeff Black、Stephanie Bodoni、Jim Brunsden. Editors: Patrick Henry, Jurjen van de Pol

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