安物は靴下の臭い、フランス製ベレーでおしゃれ上級者

174年の歴史を持つフランスの老舗 ベレー帽メーカー、ローレールはフランスのおしゃれの真髄とも言うべ きこの帽子を、フランスのものにしておくため孤軍奮闘している。

同社は先週、国内同業のブランコリベを買収。これにより同社はフ ランス唯一のベレー帽メーカーとなった。ブランコリベも200年の歴史 を誇っていたが、中国やインド、チェコ共和国製の割安な類似品に押さ れ、生き残りが難しくなっていた。

ベレー帽はフランスパンのバゲットやたばこのゴロワーズと同じく らい、フランスらしさを醸し出す象徴的アイテム。フランスのピレネー 山脈のふもとに住む羊飼いたちがバスク地方の湿気から頭を守るために 考え出したデザインの伝統を守るため、ローレールはライバルを買収し て防衛ラインを一本化した。ただでさえ縮む市場で、「メード・イン・ フランス」は外国製に侵食されつつある。ローレールはウェブサイト で、「われわれにとって『メード・イン・フランス』にはまだ特別の意 味がある」と宣言。

アイルランド人だがフランスに20年以上住んでいるセールス責任者 のマーク・ソーンダース氏は、「ベレーといってもいろいろある」と指 摘。「濡れたベレーをかぶって靴下みたいな臭いになりたくなかった ら、わが社の伝統的なフランス製ベレーしかない。われわれの製品には 臭いがつかない。そういうディテールが違いを生む」と説明した。

モントブール仏生産力再建相も「メード・イン・フランス」を盛り 立てるのに一役買う。2012年10月にはミシェルエルブランの腕時計をし ムリネックスのハンドミキサーを手に雑誌ル・パリジャンの表紙に登場 したが、昨年4月にはローレールのベレーをかぶってパリでのメード・ イン・フランス・フェアに参加した。

サンダース氏は高級品嗜好がローレールの追い風になると期待して いる。同社製品は女性用で最高95ユーロ(約1万3350円)もする。安い もので20ユーロ。男性用は40-75ユーロ。一方、最も安い輸入ベレーは 2ユーロで買える。

原題:Last French Beret Maker Fights for Survival in Hollande Test (2) (抜粋)

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