イタリア債利回り、8年ぶり低水準に低下-連立協議が始まる

18日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇し、10年債利回りは2006年以来の低水準となった。次期首相に指 名されたマッテオ・レンツィ氏は立法措置方針を示し議会での過半数支 持獲得に向け政党指導者との協議を始めた。

10年債相場は4営業日続伸。レッタ首相の辞任に伴い、ナポリター ノ大統領は17日、レンツィ氏に組閣を要請した。スペインがこの日実施 した入札で、1年物証券の落札利回りは過去最低となった。欧州中央銀 行(ECB)が3月に利下げに踏み切るとの観測が背景にある。2月の ドイツの投資家信頼感が2カ月連続で悪化し、ドイツ国債は下げ止まっ た。

DZ銀行(フランクフルト)のアナリスト、クリスティアン・レン ク氏はイタリアの首相交代について、「具体的な動きはまだないもの の、市場は前向きに捉えている」とし、同国債の「利回り格差が数年ぶ りの水準に低下していることに目を向ければ、ムードは総じてまだポジ ティブだ。コンセンサスを見てみると、ECBが3月の会合で利下げを 実施する可能性も高い」と語った。

ロンドン時間午後4時41分現在、イタリア10年債利回りは前日比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.56%。これは06年 1月以来の低水準。同国債(表面利率4.5%、2024年3月償還)価格 は0.47上げ108.13となった。

30年債利回りは一時4bp下げ4.49%と、07年3月以降で初め て4.5%を割り込んだ。

ドイツ10年債利回りは1.67%。前日までの2営業日で2bp上げて いた。欧州経済研究センター(ZEW)が発表した2月の独景況感指数 は55.7と、前月の61.7を下回った。同指数は向こう6カ月の見通しを示 す。

英国債相場は上昇し、10年債利回りは前日比3bp低下の2.75%。 一時は2.73%と、11日以来の低水準となった。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格は0.27上げ95.835。

原題:Italian Bond Yield Falls to Eight-Year Low as Renzi Starts Talks(抜粋) Pound Slides Against Euro After Inflation Slows; U.K. Bonds Rise (抜粋)

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