ブリヂストン:前期純利益は18%増と最高益、北米や中国で販売増

ブリヂストンが18日発表した2013 年12月期連結決算によると、純利益は前の期比18%増の2021億円と過去 最高益となった。米独占禁止法違反の罰金支払い447億円を特別損失に 計上したが、北米や中国を中心にタイヤ販売が好調だった。円安や原材 料価格の低下も寄与した。

売上高は同17%増の3兆5681億円、営業利益は同53%増の4381億円 だった。タイヤ販売の増加に加えて、天然ゴム価格の下落で500億円な ど原材料費全体で1000億円、為替の円安効果で1140億円の増益要因とな った。

米独禁法違反は、自動車用防振ゴムの販売で01年から08年にかけて 競合他社とのカルテルに関与していたとして、米司法省と罰金支払いな どの司法取引に合意したもの。リコール(回収・無償修理)関連損 失225億円も計上した。

期末配当は従来計画の1株当たり27円から30円(前の期実績は16 円)に引き上げた。純利益は会社計画を下回ったが、営業利益は計画を 上回るなど収益力が着実に向上しているためとした。

同日会見した津谷正明最高経営責任者(CEO)は独禁法違反に関 して「大変ご心配をおかけしている」などと謝罪した。社外取締役や外 部の専門家からなるコンプライアンス委員会を来月に立ち上げるとい い、「信頼回復に最大限努力する」と述べた。

同時に発表した14年12月期の業績見通しは売上高が前期比6.5%増 の3兆8000億円、営業利益が同5.0%増の4600億円、純利益は同41%増 の2850億円。引き続き北米などでの販売増で、2期連続で最高益更新を 見込む。ブルームバーグ・データによる今期純利益のアナリスト予想の 平均は2948億円。

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