世界の金需要:13年は15%減少-投資家が金ETPの保有縮小

昨年の世界の金需要は前年比15%減 少した。業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が18日発 表した。中国の金消費量がインドを抜いて世界一となるなか、消費者の 金購入は過去最大となったが、上場取引型金融商品(ETP)を通じた 金の売却と中央銀行の購入減少を補い切れなかった。

WGCのリポートによれば、昨年の世界の金需要は3756.1トンと、 前年の4415.8トンから減少。投資家のETPを通じた2013年の売却量 は12年までの3年間の合計購入量と同じだった。金相場の1981年以来の 大幅下落で金の延べ棒と金貨の購入は28%増加し、宝飾品消費は17%伸 びた。中国の金消費量は32%増え、過去最大となった。

昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和縮小表明に加え、一 部投資家の間で投資価値維持の手段としての信頼が失われたことから、 金地金は28%値下がりした。価格下落でアジアでの需要が高まり、金市 場の中心が欧米からアジアへと移行した。金地金価格は今年に入っ て10%回復した。

WGCの投資戦略担当マネジングディレクター、マーカス・グラッ ブ氏は17日、ロンドンから電話インタビューに応じ、「消費者が市場に 入って来て上場投資信託(ETF)で生じたたるみを吸収した」と指 摘。「消費者は現在の相場なら金は割安だと考え、今年も引き続き買い 手になるだろう」と分析した。

原題:Gold Demand Dropped 15% as ETP Sales Outpaced Record Purchases(抜粋)

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