報酬20億円超のテクノロジー企業幹部、22人に増加-格差拡大

トム・パーキンス氏は、ベンチャー 投資家の先駆けとして稼いだ数百万ドルでロレックスの腕時計を6本ほ ど購入することができるかもしれない。しかし、現在テクノロジー関連 企業の幹部を務めていれば、ボート一隻分の高級腕時計を容易に手に入 れることができそうだ。

「ウォール街を占拠せよ」をスローガンに掲げたデモが米国各地で 発生した後、シリコンバレーは所得の不均衡をめぐる議論のシンボルと なった。新たな調査結果で格差がどれほど拡大したかが示されている と、ブルームバーグ・ドット・コムが報じている。

報酬調査会社イークワイラーが集計した2013年の委任状データによ ると、テクノロジー関連業界で1人当たりの報酬総額が2000万ドル (約20億4000万円)を超えた企業幹部は22人に上った。この中には給与 や賞与のほか、株式などが含まれる。07年時点では、データベースソフ トウエア大手、オラクルの3人と、パソコン(PC)メーカー、ヒュー レット・パッカード(HP)の当時の最高経営責任者(CEO)で現在 はオラクルの共同社長を務めるマーク・ハード氏の4人のみだった。

イークワイラーが分析した13年のデータによると、テクノロジー業 界の報酬額上位6人のうち4人はアップル在勤。電気自動車(EV)メ ーカー、テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEOの報酬は7820万 ドルで、この中には同氏が保有するソーラーシティやスペース・エクス プロレーション・テクノロジーズなどの企業の株式は含まれていない。

ブルームバーグが集計したデータによると、米国人の多機能携帯端 末の購入が増える中、同国のテクノロジー業界の利益は過去最高水準に 達している。リセッション(景気後退)のさなかに全米の非難の的とな ったウォール街の多くのバンカーたちは、最近のシリコンバレーの企業 幹部たちの報酬に嫉妬するかもしれない。

原題:Technology Executives Making $20 Million Show Income Inequality(抜粋)

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