昨年の日本の金需要21トン、投資需要買い越し転換で3倍超に-WGC

金の調査機関ワールド・ゴールド・ カウンシル(WGC)は18日、2013年の金の世界需要動向を発表した。 それによると宝飾品と地金、コインを合わせた日本の個人による金需要 (ネット)は21.3トンと前の年に比べて3.3倍となった。

金地金や金貨への投資需要が3.7トンと前の年の売り越しから買い 越しに転換した。12年は保有する金を売却して換金する量の方が多 く、10.1トンの売り越しだった。売り越しは2005年以降続いていたが、 デフレ脱却を目指すアベノミクス政策の下、インフレ・ヘッジ手段とし ての金への注目が高まった。宝飾品需要は17.6トンと5.4%増だった。

実際、国内地金商最大手の田中貴金属によると、13年の金地金の販 売量は前の年に比べ63%増の37トン、買取量は同23%増の35トンと9年 ぶりに販売量が買取量を上回った。

東京商品取引所の金先物価格(中心限月)は1キロ当たり4340円前 後で推移。昨年は2月に5081円の高値を付けた後、6月には3750円まで 下落した。価格下落の局面で金地金の現物を買う動きが広がった。

世界の個人による金需要では、中国が32%増の1066トンと過去最高 を記録。インドの13%増の975トンを上回り、世界一に返り咲いた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE