北朝鮮の金正恩第1書記を国際刑事裁判に-国連委員会が勧告

北朝鮮の人権状況を調査する国連の 委員会は、金正恩第1書記を人道に対する罪で国際刑事裁判所 (ICC)に付託すべきだと勧告した。

同委員会はジュネーブで17日公表した最終報告書で「抹殺や殺人、 隷属化、拷問、投獄、性的暴行、強制堕胎、他の性的暴力」などを北朝 鮮における人道に対する罪として挙げた。

また政治犯が8万-12万人存在する証拠を発見したとし、一部が 「死亡した」ために全体の数は減少したと指摘。通常の刑務所制度の下 で拷問やレイプ、意図的な飢餓状態への追い込み、強制労働が広く行わ れているとし、「こうした暴力行為の重大さと規模、性質は現代社会で 他に類を見ない」と非難した。

ICCへの付託勧告には国連安全保障理事会の承認が必要。安保理 常任理事国のうち、中国とロシアは北朝鮮に関する国連人権理事会の決 議に一環して反対してきた。

報告書は金第1書記を名指しで批判。北朝鮮では「多額の資金」が 「飢えている一般国民への食料供給でなく、ぜいたく品購入や自身への 個人崇拝の程度を高めること」に充てられているとし、飢餓対策より軍 事支出が優先されていると指摘した。

原題:UN Inquiry Finds North Korea’s Kim Should Face Rights Trial(抜粋)

--取材協力:Sam Kim. Editors: Eddie Buckle, James Hertling

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