債券先物は反発、現物債の買いで-2年債利回りは10カ月半ぶり低水準

債券先物相場は小幅反発。午後に入 って中期から超長期ゾーンにかけて現物債に買いが入り、相場を押し上 げた。新発2年債利回りは10カ月半ぶり低水準まで達した。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比4銭安の144円86銭で開 始し、いったん144円82銭まで下げた。その後は横ばい付近に戻してい たが、午後の取引開始後に再び144円82銭に下落。しかし、次第に買い が優勢となって水準を切り上げ、一時は145円01銭まで上昇。結局は2 銭高の144円92銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)高い0.605%で開始。その後は0.605 -0.61%で推移したが、午後1時すぎから0.60%で推移した。

2年物の337回債利回りは一時0.06%を付け、新発2年債としては 昨年4月4日以来の低水準を記録。その後は0.075%に反転してい る。20年物の147回債利回りは0.5bp高い1.455%。一時は1.445%に低下 した。30年物の41回債利回りは1bp高い1.625%。

SMBC日興証券の山田聡シニアクオンツアナリストは、午後の取 引開始後にいったん債券が売られた場面で現物債に押し目買いが入った と指摘。「あすに20年債入札を控えている中でも、20年債利回りが一時 下げに転じるなど、午後に入って現物債が買われた。短いところから金 利が低下し、相対的に長いゾーンに低下余地が残っている」と言う。

日銀決定会合

日銀は18日開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を全員 一致で決めた。3月末に期限が来る「成長基盤強化を支援するための資 金供給」を1年間延長し、「本則」の供給枠を従来の3.5兆円から7兆 円に拡大することも決定した。

みずほ証券の早乙女輝美シニア債券ストラテジストは、今回の日銀 会合の結果について「少なくとも国債市場にとっては特段変わりないと 思う」と話した。

東京株式相場は大幅続伸。TOPIXは前日比2.7%高の1224.00で 引けた。午後の取引開始後にいったん伸び悩んだものの、その後は水準 を切り上げた。外為市場で円は1ドル=102円台後半に下落した。

財務省は19日午前、20年利付国債(2月発行)の価格競争入札を実 施する。147回債と銘柄統合するリオープン発行となり、表面利率(ク ーポン)は1.6%。発行額は前回債と同額の1兆2000億円程度。

今回の入札について、みずほ証の早乙女氏は、アウトライト(相場 観に基づく取引)で20年債利回り1.45%前後の水準で買う向きは最終投 資家の中には少ないと考えていると指摘。「30年債入札の時もそうだっ たが、最終投資家のところで実需がしっかりないと、結局入札前後でだ れてしまう可能性がある」とみる。「少し金利低下は追いづらいという 形なので、このレベルであれば軟調気味な結果を予想する」と言う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE