2月18日の米国マーケットサマリー:円下落、10年債は反発

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3757   1.3707
ドル/円            102.35   101.92
ユーロ/円          140.80   139.70


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,130.40     -23.99     -.1%
S&P500種           1,840.75      +2.12     +.1%
ナスダック総合指数    4,272.78     +28.76     +.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .30%        -.01
米国債10年物     2.71%       -.03
米国債30年物     3.68%       -.02


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,324.40    +5.80     +.44%
原油先物         (ドル/バレル)  102.67     +2.37    +2.36%

◎NY外国為替市場

外国為替市場で円は下落。ドルとユーロに対して月初来安値を付け た。日本銀行は「成長基盤強化を支援するための資金供給」を拡充し、 デフレ脱却へ金融緩和を維持する方針をあらてめて示した。

ニューヨーク連銀が発表した2月の同地区の製造業景況指数は予想 以上に低下し、ドルは通貨バスケットに対して上げを消す展開。新興国 通貨の中ではタイ・バーツが特に下落。バンコクで起きている警察と反 政府デモ隊の衝突が嫌気された。米財務省が発表した昨年12月の対米証 券投資統計によると、海外投資家の米国債保有高は2011年以来の大幅な 伸びとなった。

BNPパリバの通貨ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏 (ニューヨーク在勤)は電話取材に対し、ドルが対円で「すでに大きく 反落していた」と指摘。「長期的には上昇基調にあるという大方の見方 に変わりはない。問題はどの水準なら不安なく取引を再開できるかだ」 と述べた。

ニューヨーク時間午後2時7分現在、円は対ドルで前日比0.4%下 げて1ドル=102円32銭。一時は1月31日以来の安値となる102円74銭ま で下げた。円は対ユーロで0.8%下げて1ユーロ=140円76銭。一時は1 月29日以来の安値となる141円03銭まで下げた。ドルは対ユーロで0.4% 安の1ユーロ=1.3758ドル。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は1017.09で、ほぼ変わらず。

◎米国株式市場

18日のS&P500種株価指数は上昇。終値ベースでの最高値まで8 ポイント以内に迫った。朝方発表されたニューヨーク連銀地区製造業景 況指数が予想を下回ったが、アクタビスによる250億ドルでのフォレス ト・ラボラトリーズ買収合意が好感された。

フォレストの株価は28%急伸。アクタビスはアルツハイマー治療薬 「ナメンダ」を手掛けるフォレストを買収することで合意した。コカ・ コーラは下落。第4四半期決算が減益だったことが売り材料となった。 住宅建築のD.R.ホートンやパルトグループは下落。2月の住宅市場 指数が過去最大の落ち込みとなったことが影響した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前営業日比0.1%高の1840.76。ダウ工業株30種平均は23.99ドル (0.2%)下落し16130.40ドルで終えた。

ペン・キャピタル・マネジメントのリサーチディレクター兼運用担 当者、エリック・グリーン氏は「弱い経済統計は市場に響かなかった」 と述べ、「天候が統計に大きく影響しているというのがコンセンサスの ようだ。見通しは今のところ穏やかだ。株式市場はおそらく短期的に新 たな高値に到達しそうだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は反発。10年債利回りは1週間ぶりの水準に低下した。 ニューヨーク連銀が発表した2月の同地区の製造業景況指数が予想以上 に低下し、米国の景気回復が足踏みしているとの見方が強まった。

2年債と10年債の利回り差はここ1週間で最小に縮小した。米建設 業者の景況感を示す2月の住宅市場指数は前月比で過去最大の落ち込み を記録した。外国人投資家による米国債の保有額は12月に2011年以降で 最大の増加となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は19日に1月の 連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表する。同会合では2度 目の債券購入縮小が決定された。

BNPパリバの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニュー ヨーク在勤)は「予想よりも弱い経済指標という全般的な流れが、最近 の国債相場上昇につながっている」と指摘。「FOMCメンバーの中で 何が最も議論の対象となったかを推し量る上で、議事録は有用になるだ ろう。量的緩和の縮小方針の変更という面で、当局はかなり高いハード ルを設定した」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時47分現在、10年債利回りは前営業日比3ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.71%。一時は2.69%と、11日以来の低水 準を付けた。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償還)価格は1/4上 げて100 10/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金相場は15週ぶりの高値から値を消した。最近の上昇 を受けて延べ棒やコインの需要が減少するとの観測が背景。米造幣局に よると、アメリカンイーグル金貨の販売量は2月に入って1万3000オン スとなっている。1月は月間で9万1500オンスだった。

アーチャー・フィナンシャルのシニア市場ストラテジスト、アダ ム・クロフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、 「現物の買い手は再び買いを入れる前に下落する局面を待っている」と 指摘。「軟調な経済指標はここのところ金を支えている」とも述べた。

金直物相場はニューヨーク時間午後2時36分現在、前営業日 比0.4%安の1323.75ドル。一時は1332.45ドルと、昨年10月31日以来の 高値をつけた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門 の4月限は前週末比0.4%高の1オンス=1324.40ドルで終了。前日は祝 日で通常取引は休場だった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は上昇。1バレル=102ドルを上回り、 4カ月ぶりの高値となった。ウェスト・テキサス・インターミディエー ト(WTI)原油の受け渡し地点、オクラホマ州クッシングで先週分の 在庫が減少したとの観測が背景にある。米国での寒冷な天候も需要増に つながった。

アイアイトレーダー・ドット・コムの市場担当シニアストラテジス ト、ビル・バルーク氏(シカゴ在勤)は「クッシング在庫はまた減少す る可能性が高い。市場はそれを反映している。最近の天候を考慮し、留 出油の在庫にも高い注目が集まるだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前営業 日比2.13ドル(2.1%)高の1バレル=102.43ドルと、終値としては昨 年10月10日以来の高水準となった。17日はプレジデンツデ-の祝日のた め通常取引はなかった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE