ノボトニー氏:低金利維持、インフレ2%超で安定しない限り

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は17日、ECBのフォ ワードガイダンスに幾分の具体性を与えた。

同総裁はロンドンで「インフレ率が2%を超えた状態がやや長く続 かない限り、政策金利は現行またはそれ以下の水準に維持される公算 だ」と語った。

これは「長期にわたり」低金利を維持するとしたドラギ総裁のガイ ダンスよりも幾分踏み込んだ発言だ。同総裁は詳細な低金利維持の期間 や経済指標の数値目標には言及していない。

インフレ率は現在、ECBが物価安定の目安とする2%弱の水準の 半分に満たない。ドラギ総裁は今月6日の会見で「経済の複雑な展望が 今月の行動を妨げた」と述べていた。3月6日には2016年のインフレ率 見通しを含むECBの最新経済予測が発表される。

ノボトニー氏は「この予測で、2016年になってもインフレ率が2% 未満という見通しが示されるかもしれない。その場合、ECBの物価安 定の定義に近づけるために何らかの措置を取るという議論の根拠となり 得るだろう」と語った。

ただ、「2、3年先のインフレを予想するのはリスクの高い作業 だ」として、「インフレ期待は長期的にもよく制御されている。これら を全て考慮し、様子見をするという考え方もある」と付け加えた。

原題:Nowotny Sees Low ECB Rates If Inflation Doesn’t Settle Above 2%(抜粋)

--取材協力:Zoe Schneeweiss. Editors: Paul Gordon, James Hertling

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