スコットランド独立推進派に冷や水-EU加盟と通貨問題で暗雲

英国からの分離を目指すスコットラ ンドの独立推進派は、独立後の青写真として描く政策の擁護を迫られて いる。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバローゾ委員長 が独立後のEU加盟に懐疑的な発言を行ったためだ。

バローゾ委員長は16日、スコットランドが英国から独立した場合の EU加盟について「不可能でないとしても、極めて困難」となるだろう と語った。オズボーン英財務相はこの3日前、スコットランドが9月18 日の住民投票で英国からの分離を決めれば、英通貨ポンドを使い続ける ことはできないとしていた。

スコットランドの将来をめぐる論議は盛り上がっている。先月の世 論調査では、独立を後押しする大きな動きが初めて見られた。スコット ランド行政府のサモンド首相は2016年3月24日の独立を目指す青写真 で、ポンドの継続使用と英国が現在持つ条件にのっとってEUと交渉す る方針を描いている。

ダーリング元英財務相は「独立に向かって走る車の車輪が外れつつ ある」と指摘し、「スコットランドの市民は、ポンドに替わる通貨や欧 州をめぐって直面する課題を知る権利がある」と声明で述べた。

日曜紙スコットランド・オン・サンデーの委託でICMリサーチが 1月に実施した調査によると、独立に賛成票を投じるとの回答は全体 の37%となり、昨年9月時点から5ポイント増えた。現状維持を望むと の回答は44%で、前回の49%から低下した。

原題:Scottish Nationalists Spurned by EU After Osborne Warns on Pound(抜粋)

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