イタリア債利回り低下、8年ぶり低水準-レンツィ氏が組閣へ

17日の欧州債市場ではイタリア国債 が、スペインとポルトガルの国債ともに上昇した。同国の最大与党・民 主党のレンツィ書記長が首相に就任して経済改革が加速するとの期待が 高まった。

イタリア10年債利回りは約8年ぶり低水準を付けた。ナポリターノ 大統領から組閣要請を受けたレンツィ氏は、向こう100日の立法措置の 方針を打ち出し、議会での過半数支持獲得を目指している。ポルトガ ル10年債利回りは2010年以降の最低となった。ユーロ圏で景気回復の勢 いが増しつつある兆候を受け、高利回り債の需要が高まっている。一 方、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が後退し、同国債は下げ た。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、ライナー・ギュンターマン氏 (フランクフルト在勤)は「レンツィ氏はレッタ氏よりも積極的な人物 とみられており、レンツィ氏が率いる政権が誕生する確率は高い」と し、「利回りが求められる環境となっている。中核国の国債利回りは多 くの投資家にとってあまりにも低く、周辺国債のスプレッド(利回り格 差)は依然としてかなり魅力的だ」と語った。

ロンドン時間午後4時25分現在、イタリア10年債利回りは前週末比 6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.63%。06年1月 以来の低水準となる3.61%まで下げる場面もあった。同国債(表面利 率4.5%、2024年3月償還)価格は0.515上げ107.565。ドイツ10年債と のスプレッドは7bp縮小の191bp。これは11年7月以降で最小。

ドイツ国債は続落し、10年債利回りは1bp上げ1.68%。

英国債相場は前週末からほぼ変わらずで、10年債利回りは2.78%と なった。先週は8bp上げていた。同国債(表面利率2.25%、2023年9 月償還)価格は95.56。

原題:Italian Bonds Advance With Spain’s as Renzi Sets Out New Agenda(抜粋) Pound Falls From Four-Year High Amid Concern Recovery Will Slow (抜粋)

--取材協力:David Goodman. Editors: Paul Dobson, 藤森英明

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