タイ:10-12月成長率が低下-政情不安で利下げ圧力高まる

タイの2013年10-12月(第4四半 期)の経済成長率は、約2年ぶりの低水準に鈍化した。政情不安が国内 需要と観光に打撃を与えており、景気下支えのために中銀に利下げを求 める圧力が高まっている。

国家経済社会開発庁(NESDB)が17日発表した昨年10-12月期 の国内総生産(GDP)は前年同期比0.6%増加。昨年7-9月は2.7% 増だった。これまでに発表されたデータに基づくと、12年1-3月(第 1四半期)以来の低い伸び。ブルームバーグが調査したアナリスト18人 の予想中央値は0.3%増だった。13年通年では前年比2.9%増。

世界銀行は先週、反政府デモが投資や観光に影響し、政策決定を混 乱させるとの認識を示した。タイ中央銀行は先月の会合で、予想に反し て政策金利を据え置いた。同国は13年と14年の成長率見通しを下方修正 しており、利下げを予想していたエコノミストにとって期待外れの結果 になった。

ファトラ・セキュリティーズ(バンコク)のエコノミスト、タノム スリ・フォンガルンルン氏は統計発表前に、「政情不安で国内需要が弱 まり、政府支出が先送りされているため、見通しはかなり暗い」と指 摘。「景気の不振は中銀の次回会合での利下げの十分な理由になるだろ う」と述べた。

原題:Thai Economic Growth Slows as Unrest Increases Rate-Cut Pressure(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan. Editors: Rina Chandran, Tony Jordan

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