新興市場、相場急落も盛り返すのは確実-FLスミスのCEO

セメントや鉱物産業向け製造設備 を手掛けるデンマークのFLスミスのトーマス・シュルツ最高経営責任 者(CEO)は、今年に入って新興市場の資産を手放した投資家は現地 の実体経済を軽視していると指摘した。同社のセメント設備はインドの 道路工事やブラジルの高層ビル建設などに利用される。

シュルツCEOはインタビューで、「全体としての潜在力に変更は ないだろう」と語り、相場急落によって「新興市場に対する私の見方が 変わることはない」と語った。

アルゼンチンやトルコなどの新興国が今年、売りの標的となってい るのは、米連邦準備制度理事会(FRB)が過去最大の刺激策の縮小に 動いているためだ。中国の製造業活動が鈍化の兆しを見せていることも 投資家の懸念を招いている。ただこうしたパニック売りは弱まりつつあ るようだ。先週にはMSCI新興市場指数が昨年9月以来の大幅上昇と なった。シュルツCEOのような長期投資家にとって売却の動きはさほ ど大きな意味を持たない。

シュルツCEO(48)は「数億人が第三世界から第二世界に移行し つつある。そうした願いはなお新興市場に存在し、各国の政府や社会は その願いをかなえるため最善を尽くすだろう。それは鉱物やセメントに 関連する当社の事業をけん引してくれる」と語った。

原題:Emerging Market Rebound Inevitable for FLS Paving Road to Growth(抜粋)

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