ヘッジファンドの原油買い越し、約5カ月ぶり高水準に増加

ヘッジファンドによる原油相場上昇 を見込む買い越しが約5カ月ぶりの高水準に増加した。米オクラホマ州 とメキシコ湾岸の製油地帯を結ぶ新パイプラインが滞留していた在庫の 解消につながり、相場は1バレル当たり100ドルを超える水準に上昇し ている。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファ ンドなど大口投機家による米国の指標原油WTI(ウェスト・テキサ ス・インターミディエート)の買い越しは11日終了週に11%増加した。

カナダのトランスカナダが運営するパイプライン「キーストーン XL」の南伸部分が1月に稼働を開始したことにより、WTI先物の受 け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫が減少したため、売り ポジションは34%減と、2011年3月以降で最大の落ち込みを示した。米 東部が寒気に見舞われ、ヒーティングオイル(暖房油)とディーゼル油 を含む留出油の在庫が減少したことも相場上昇につながった。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「投機 家はキーストーンパイプラインの開通がクッシングの在庫にどのような 影響を及ぼすか注視していたが、それが明らかになってきた」と指摘。 「冬季の暖房需要も相場の材料になっている」と述べた。

原題:Speculators Boost Bullish U.S. Oil Wagers on Supply Drop: Energy(抜粋)

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