【個別銘柄】NKSJやサントリ食買われる、楽天は大幅安

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

NKSJホールディングス(8630):前週末比3.8%高の2719 円。2013年4-12月期の連結純利益は前年同期比9.1倍の474億円だっ た、と14日に発表。資産運用収支の改善が寄与、正味収入保険料も海上 保険などを中心に全種目で増えた。前期比65%増の720億円とする14年 3月期計画は維持。野村証券は、投資判断「買い」を継続。国内損害保 険事業の目標達成は可能で、自動車保険の改善進捗(しんちょく)が想 定以上の点などを踏まえれば、株価の上昇余地は大きいという。

サントリー食品インターナショナル(2587):2.7%高の3470 円。13年12月期の連結営業利益は前の期に比べ24%増の727億円だっ た、と14日に発表。「伊右衛門」「BOSS」などを中心に国内販売数 量が伸長、アジア、オセアニアをはじめ海外売り上げの増加、円安も寄 与した。14年12月期は前期比17%増の850億円を計画。JPモルガン証 券は投資判断「オーバーウエート」を継続、前期決算は会社計画、同証 予想を上回っての着地で、ポジティブと評価した。

楽天(4755):9.5%安の1499円。世界各国でモバイルメッセージ ング、無料通話アプリサービスを手掛けるバイバー・メディア社(本 社:キプロス)を総額9億米ドル(約917億円)で買収する、と14日に 発表。財務負担、シナジー効果の不透明さが懸念された。バークレイズ 証券では、「挑戦的な買収だが、成功すれば果実は大きい」と指摘。買 収金額の妥当性は、楽天が今後バイバーを活用し、顧客獲得や収益化を 加速できるかどうかで評価が変わろうとした。

東洋炭素(5310):11%高の2066円。13年12月期(7カ月決算)の 連結営業利益は10億3500万円だった、と14日に発表。国内で一般産業用 が上向き、LED市場の堅調や円安、アジアの回復などから当初想定の 5億5000万円を上回った。14年12月期は冶金用など一般産業用、電気用 カーボンなどの拡販と費用削減を見込み、15億円を計画した。クレデ ィ・スイス証券は投資判断「アウトパフォーム」を継続、実績や受注状 況、計画全体はポジティブな印象としている。

マツモトキヨシホールディングス(3088):7.4%安の3330円。新 規出店、既存店改装などの効果で13年4-12月期の連結営業利益は前年 同期比7.9%増の156億円だった、と14日に発表。前期比1.6%増の200億 円を見込む14年3月期計画に対する進捗率は78%に達したが、アナリス トらは今期を平均で217億円と予想しており、今後の減速が懸念され た。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「中立」を継 続。消費税増税後のドラッグストア業界全体の事業環境、ポイント販促 などによるさらなる収益性の改善有無に注目するとした。

SUMCO(3436):6.5%安の725円。13年12月期(11カ月決算) の連結営業利益は178億円だった、と14日に発表。スマートフォン需要 による半導体用シリコンウエハーの回復で、前の期実績の132億円を上 回った。14年12月期上期は90億円を計画。SMBC日興証券は、ファウ ンドリーの生産調整の影響を受けつつも、一定の利益水準を確保した前 期を前向きに評価した半面、合理化や減価償却費減少の余地が大幅に縮 小しており、今上期計画は期待値を下回る水準との認識を示した。

山崎製パン(2212):5%高の1163円。14年12月期の連結営業利益 は前期比36%増の225億円を見込む、と14日に発表。消費税増税や原材 料価格の高止まりなどが予想される中、菓子パンを中心とした食品事 業、新業態出店によるコンビニエンスストア事業などでの増収を目指 し、営業部門でのコスト削減も図る。13年12月期は価格競争の激化、原 材料、燃料費増加などが響き、前の期に比べ33%減の166億円だった。

JUKI(6440):15%高の222円。13年12月期の連結営業損益 は51億5100万円と、前の期の14億5100万円の赤字から改善したと14日に 発表。縫製機器事業でアジア新興国地域での売り上げが増加、円安基調 の継続も寄与した。14年12月期は前期比22%増の63億円を見込む。

フルキャストホールディングス(4848):35%高の307円。14年12 月期の連結営業利益は7億500万円から8億5100万円のレンジと、前期 の3億3800万円からの増益を計画すると14日に発表。短期派遣事業から アルバイト紹介、アルバイト給与管理代行の新サービスへの業態転換の 一層の浸透を図る。13年12月期は、短期業務支援事業の低調などによる 減収が響き、前の期に比べ81%減の3億3800万円だった。

大真空(6962):13%安の394円。14年3月期の連結営業利益見通 しを21億4000万円から前期比2.1倍の8億円に下方修正する、と14日に 発表。第3四半期までに通信機器やAV機器市場向けの販売が想定以下 で推移していることが響く。同社は水晶デバイス大手。

関東電化工業(4047):9.1%高の265円。14年3月期の連結営業利 益見通しを7億円から14億円に上方修正する、と14日に発表。精密化学 品事業で、半導体・液晶用特殊ガス類の売り上げが増勢、前回想定を上 回る見込みのため。

オープンハウス(3288):5.3%安の1705円。13年10-12月期(第 1四半期)の連結営業利益は17億8500万円だった、と14日に発表。収益 柱の不動産販売事業で新規物件の仕入れ競争が厳しくなる中、仕入れの 厳選化を図った。前期比20%増の122億円とする14年9月期見通しに対 する進捗率は15%にとどまり、計画未達リスクが懸念された。

日本電子(6951):9.9%安の410円。公募増資、ニコン(7731)を 割当先とした第三者割当増資を通じ、最大で約78億円を調達すると14日 に発表。発行済み株式総数は、普通株で2月14日時点から最大23%増え るため、1株価値の希薄化が懸念された。調達資金は研究開発資金、短 期借入金の返済などに充当方針。

アサツー ディ・ケイ(9747):3.8%高の2298円。14年12月期の連 結営業利益は、前期比2.7倍の37億円を計画すると14日に発表。テレビ 広告の減少、地方や海外の減収で前の期に比べ56%減の13億8300万円だ った13年12月期からの改善を見込む。また、連結純利益の35%を年間配 当性向の目安とする配当政策について、今期から自己株式取得を含む年 間総還元性向の目安を純利益の50%に設定する内容に変更する。

イオンフィナンシャルサービス(8570):3.4%高の2481円。13年 4-12月期の連結経常利益は前年同期比18%増の244億円だった、と14 日に発表。カードショッピング、キャッシングなどクレジットカード取 扱高が増加、電子マネー事業などフィービジネスの拡大も寄与し た。440億円を見込む14年3月期計画は据え置き。

木村化工機(6378):7.6%高の494円。14年3月期の連結営業利益 見通しを2億400万円から3億2500万円に上方修正する、と14日に発 表。厳しい受注環境の中で売上高は従来想定を1.9%下振れるが、コス ト管理と販売管理費削減の徹底が寄与する。前期比では、減益率が79% から66%に縮小するもよう。

オウチーノ(6084):700円(21%)高の4005円でストップ高。13 年12月期の営業利益は前の期に比べ16%増の2億5500万円だった、と14 日に発表。収益柱の住宅・不動産関連ポータル事業で、紙媒体を使った プロモーション、運営サイトの認知度向上などで売り上げが伸びた。14 年12月期は前期比51%増の3億8500万円を見込む。

第一屋製パン(2215):12%安の129円。14年12月期の連結営業利 益は前期比39%減の2億5000万円を計画する、と14日に発表。海外穀物 相場の上昇や円安による原材料、エネルギーコストの上昇を懸念材料と して挙げた。13年12月期は製造原価の大幅低減、キャラクター商品の売 り上げ寄与などで4億1000万円の黒字と、前の期の2億100万円の赤字 から改善した。

カイオム・バイオサイエンス(4583):700円(20%)高の4235円 でストップ高。海外の製薬会社が新薬開発の場を日本に置く動きが出て きており、英グラクソ・スミスクラインがカイオムBと連携、同社の抗 体作成技術を研究開発に活用する考えと17日付の日本経済新聞朝刊が報 じた。14日には第3四半期累計決算を発表、中外製薬との共同研究契約 に基づく業務、英グラクソとの検証的契約におけるマイルストーン達成 などで進展が見られるとし、売上高で前期比2.3倍の7億4000万円、営 業損失は5億2200万円とする14年3月期計画を据え置いた。

UMNファーマ(4585):12%高の2854円。第一三共(4568)との 間で、ノロウイルスワクチンの共同研究契約を締結した、と14日に発 表。今後の両社連携の深化、業績貢献を見込む買いが膨らんだ。

ファンコミュニケーションズ(2461):7.6%高の4330円。3月7 日付で、東京証券取引所のジャスダックから市場第1部、あるいは2部 へ上場市場が変更されることになったと14日に発表。知名度向上や投資 家層の広がりを見込む買いが入った。

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