ヘッジファンドの金買い越し、3カ月ぶり高水準に増加

ヘッジファンドによる金相場上昇を 見込む買い越しは3カ月ぶりの高水準に増加した。米経済成長が鈍化す る兆しが示され、安全資産としての金の需要が高まったことが要因。資 産家のジョン・ポールソン氏は昨年10-12月(第4四半期)の金保有量 を前期と同水準に維持した。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファ ンドなど大口投機家の金の先物とオプションの買い越しは11日終了週 に17%増加し6万9291枚となった。買いポジションは8.8%増え昨年3 月以降で最大の伸びを示した。米国で取引される商品18品目の買い越し は銀とコーヒー豆を中心に18%増の107万枚と、2012年10月以来の高水 準に達した。

昨年弱気相場入りした金市場に投資家が戻り、11年以降で最長の上 昇相場となっている。

40億ドル(約4060億円)以上の資産を運用するサファナッドのチー フ投資ストラテジスト、ジョン・ラトリッジ氏(ニューヨーク在勤)は 「ここ数週間の金相場上昇は新興市場の大崩れによるもので、米景気に 関する情報も材料になっている」と指摘。「金市場のトレンドが完全に 変化したと考えるのは時期尚早だろう。インフレが抑制されているとし て弱気姿勢を示す市場関係者がいるが、将来のインフレを見込んでいる 人々もいる」と述べた。

原題:Hedge Funds Raise Gold Bull Bets as Paulson Holds: Commodities(抜粋)

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