【FRB要人発言録】段階的な緩和縮小を継続-イエレン議長

10日から16日までの米連邦準備制度 理事会(FRB)要人の主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<2月14日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ブルームバーグラジオのインタビュ ー):縮小の継続方針を変更すべきだと考えてはいない。(経済成長の 減速は)天候が極めて大きな要因だったことは明らかだ。金融当局とて 自然の影響を相殺することはできない。経済は正しい方向に進んでい る。

<2月12日> ブラード・セントルイス連銀総裁(ニューヨークで開かれたパネルディ スカッションで):失業率がその目安を抜ける日が来ることは誰もが知 っている。より質的なガイダンスへと切り替えるのは自然な成り行き だ。

ブラード・セントルイス連銀総裁(ブルームバーグ本社でのインタビュ ーで):(債券購入の縮小ペース変更について)当局が基本路線から外 れれば、かなり大きな影響が及ぶだろう。当局はそうすることには慎重 になろう。軌道から外れつつあると真に確信できる状況でなければなら ない。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラス連銀でのインタビューで):株 式購入のための借り入れである証拠金債務(マージンデット)の残高が 過去最高近辺に達しており、私の経験からはこれは危険な状況だと言え る。この世の終わりが来るという意味ではないが、相場が反転する可能 性を示している。

<2月11日> イエレンFRB議長(米下院金融委員会での証言):労働市場の完全な 回復達成には程遠い状態だ。当局の2大責務の双方の達成に向けて全力 を挙げる。つまり完全雇用への復帰、そしてインフレ率を2%に戻すこ とだ。インフレ率については、2%を長期にわたって上回りも下回りも しないようにする必要がある。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会で発言):労働参加率が低下し た要因のかなりの部分が構造的なものであって、シクリカルではないと いうことは私の理解の中では疑いがない。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会の質疑応答):見通しが著しく 変化した場合のみ、政策当局は債券購入の縮小ペースを減速させる。 (昨年12月と今年1月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回っ たことについて)これが何を意味するのかについては、時間をかけて判 断することが重要だ。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会の質疑応答):量的緩和は住宅 ローン金利やその他の長期金利を極めて著しく押し下げる役目を果たし た。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会での質疑応答で):連邦準備制 度による緩和縮小の決定は力強さを増した経済を反映するものだ。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会での質疑応答で):資産価格は バブルの領域には入っていない。まだ心配な水準ではない。

イエレンFRB議長(米下院金融委員会での質疑応答で):持続不可能 な形で増加すると予想される長期的な財政赤字は米経済にマイナスの影 響を及ぼすトレンドだ。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(デラウェア大学で講演後に記 者団に対し):(利上げが)遅過ぎてしまうのではないかと懸念してい る。(投資家が利上げを見込んで行動した場合)市場を追いかけたくは ないが、そうせざるを得なくなる可能性もある。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(デラウェア州ニューアークで 講演):経済見通しが予測通りになった場合、量的緩和策縮小のペース 加速は十分正当化されると確信している。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスでの講演で):米経済の弱みは 金融政策ではなく無責任な連邦政府にある。財政政策は米経済成長の盟 友でないばかりか敵だ。

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