新興国ファンドからの資金流出、2カ月弱で13年の総額上回る

新興国の株式・債券ファンドから世 界の投資家が引き揚げた資金は、2014年に入って2カ月足らずで昨年1 年間の総額を上回った。

バークレイズがEPFRグローバルのデータを引用したところによ ると、2月12日終了週の資金純流出額は45億ドル(約4581億円)。今年 の流出額は297億ドルに増加した。13年は新興国ファンドから292億ドル が流出した。

新興国の株と通貨が今月に入って反発しているものの、資金流出が 弱まる気配は見えない。新興国資産は割安だと言う投資家もいるが、中 国の景気減速やトルコの貿易赤字、米連邦準備制度理事会(FRB)の 量的緩和縮小などをめぐる懸念が投資マインドに重しとなっている。

バークレイズの新興市場戦略責任者、クーン・チャウ氏は14日付の 文書で「新興国への資金フローは依然としてマイナスで、小口投資家が 先導して資金を引き揚げており、最近は機関投資家の株売りも目立って きた」と指摘。「新興国にとって転換点となるのは、アジアを中心に新 興国について投資家がより前向きになった時だろう」と付け加えた。

バークレイズによると、新興国の株式ファンドからは12日終了週 に31億ドルが引き出され、年初来の資金流出額は217億ドルとなった。 債券ファンドでは同週に14億ドル、年初来では80億ドルの流出となっ た。

原題:Emerging-Market Fund Outflows This Year Surpass 2013 Total (1)(抜粋)

--取材協力:Sonali Basak. Editors: Tal Barak Harif, Brendan Walsh

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE