米国株:続伸、S&P500が最高値接近-好決算や景気楽観で

米株式相場は続伸。S&P500種株 価指数は最高値にあと10ポイント未満となった。予想を上回る企業決算 に加え、景気への信頼感が継続していることが買いを誘った。

オクシデンタル・ペトロリアムは上昇。企業分割計画の最終的な措 置の一環としてカリフォルニア州の事業を分離すると明らかにした。業 績が予想を上回ったクリフス・ナチュラル・リソーシズとキャンベル・ スープも上昇。一方、紳士服小売りチェーンのメンズ・ウェアハウスは 大幅安。同社が買収提案していた同業のジョス・A・バンク・クロージ ャーズは「エディー・バウアー」ブランドの買収を提案した。

S&P500種株価指数は前日比0.5%高の1838.63で終了。週間で は2.3%高と今年に入って最大の上げとなった。ダウ工業株30種平均 は126.80ドル(0.8%)上昇し16154.39ドルで終えた。

バンヤン・パートナーズのチーフ市場ストラテジスト、ロバート・ パブリク氏(ニューヨーク在勤)は「市場参加者はなお景気が良い方向 に向かっていると考えて、押し目買いを狙っている。彼らは下げはまだ 新鮮な動きと認識し、好機と捉えている」と述べた。

S&P500種は3日に付けた3カ月ぶり安値から5.6%戻している。 量的緩和の縮小が続いても経済成長は力強さを維持するとの見方が背景 にある。終値ベースでの最高値は1月15日に付けた1848.38。その後は 中国の景気減速兆候や新興市場通貨の混乱を嫌気して5.8%下げてい た。ダウ平均は昨年12月31日に付けた最高値を2.5%下回っている。

経済指標

1月の米鉱工業生産は製造業の生産指数が予想外に低下し、2009年 5月以来の大幅なマイナスとなった。製造業の生産指数は前月比0.8% 低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値 は0.1%上昇だった。

2月の米消費者マインド指数は市場予想を上回った。米トムソン・ ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は81.2と、前月 から横ばいだった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央 値は80.2への低下だった。

RWベアードのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏 は「どこでもひどい天候となっており、データの大半が非常にゆがめら れている可能性がある。天候要因が落ち着き、データを見極める上で3 月と4月の数字を見るまで、金融当局は様子見の姿勢を取るだろう。景 気がどの程度良いかあるいは悪いかをめぐり、見通しが晴れ始めるだろ う」と述べた。

決算

予想を上回る決算も今週の買い材料となった。S&P500種の構成 銘柄ではこの日、7社が決算を発表した。ブルームバーグがまとめたデ ータによると、これまでに決算を発表した400社のうち75%で利益がア ナリスト予想を上回った。売上高が予想を上回ったのは64%。

ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、S&P500種 構成銘柄の第4四半期決算では増益率が8.4%、増収率が2.9%となって いる。

オクシデンタルは3.8%高。クリフスは5.8%、キャンベルは5%そ れぞれ上げた。

メンズ・ウェアハウスは5.3%下落した。ジョス・A・バンク は0.4%高。

原題:S&P 500 Nears Record on Corporate Earnings, Optimism in Economy(抜粋)

--取材協力:Trista Kelley. Editors: Jeff Sutherland, Srinivasan Sivabalan

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