2月14日の米国マーケットサマリー:S&P500種最高値に接近

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3699   1.3681
ドル/円            101.82   102.17
ユーロ/円          139.48   139.77


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,154.39     +126.80    +.8%
S&P500種           1,838.63      +8.80     +.5%
ナスダック総合指数    4,244.02      +3.35     +.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        .00
米国債10年物     2.74%       +.01
米国債30年物     3.69%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,318.60    +18.50   +1.42%
原油先物         (ドル/バレル)  100.30      -.05     -.05%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。1月の米鉱工業生産で 製造業の生産指数が予想外に低下し、2009年5月以来の大幅なマイナス となったことが背景。

ユーロは対ドルで続伸した。ユーロ圏の2013年第4四半期(10-12 月)の域内総生産(GDP)成長率が市場予想を上回ったことが手掛か り。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの主任為替ストラテジス ト、ニック・ベネンブローク氏(ニューヨーク在勤)は顧客向けリポー トで、「今週の米経済指標は全般に低調で、ユーロ圏の指標はそこそこ 堅調だったため、ドルは劣勢な状態で今週を終えている」と指摘。「ド ルの軟調バイアスは来週も続く可能性があると見込んでいる」と述べ た。

ニューヨーク時間午後2時40分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下し て1017.77。一時は1016.98と、昨年12月18日以来の低水準となった。

ドルは対円で0.3%安の1ドル=101円86銭。週間では0.5%下落。 ドルは対ユーロでこの日は0.1%安の1ユーロ=1.3698ドル。一時 は1.3715ドルと、先月27日以来の安値水準をつけた。円は対ユーロ で0.2%高の1ユーロ=139円53銭。

◎米国株:続伸、S&P500が最高値接近-好決算や景気楽観で

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は最高値に近づいた。予 想を上回る企業決算に加え、景気への信頼感が継続していることが買い を誘った。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.5%高の1838.63で終了。週間では今年に入って最大の上げ となり、終値ベースでの最高値まであと10ポイント未満となった。ダウ 工業株30種平均は126.80ドル(0.8%)上昇し16154.39ドルで終えた。

バンヤン・パートナーズのチーフ市場ストラテジスト、ロバート・ パブリク氏(ニューヨーク在勤)は「市場参加者はなお景気が良い方向 に向かっていると考えて、押し目買いを狙っている。彼らは下げはまだ 新鮮な動きと認識し、好機と捉えている」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では10年債利回りが2週ぶり高水準付近で推移。このと ころ軟調な経済指標について金融当局は景気回復の腰折れではなく悪天 候の影響と判断し、債券購入プログラムの縮小を推し進めるとの見方が 市場で広がっている。

朝方発表された1月の米鉱工業生産指数では、製造業の生産指数 が2009年5月以来の大幅なマイナスとなった。また消費者信頼感の指数 は横ばいだった。こうした経済指標を受け、米国債strqはもみ合う 展開となった。前日発表の指標では小売売上高が減少し、新規失業保険 申請件数は増加した。ダラス連銀のフィッシャー総裁はこの日、厳しい 寒波の影響で米経済の成長は減速しているものの、金融当局は段階的に 債券購入を縮小させる戦略を続けるべきだとの認識を示した。米連邦準 備制度理事会(FRB)のイエレン議長は今週の議会証言で、経済の 「見通しが著しく変化した場合」のみ、政策当局は債券購入の縮小ペー スを減速させると説明した。

キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャステ ィン・レデラー氏(ニューヨーク在勤)は「金融当局は債券購入の縮小 をこれまで通り続ける」とし、「多くの経済指標は天候の影響を受け た。3月か4月の統計が出ればもっと見通しがきくようになる」と続け た。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時9分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.75%。一時2.78%と、1月29日以来の高水準 を付けた。週初からは6bp上げており、週間ベースで2週連続の上 昇。同年債(表面利率2.75%、2024年2月償還)価格はこの日1/8下げ て100 1/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は8日続伸。週間ベースでは昨年8月以来 の大幅上昇となった。米経済の回復ペースが失速しつつあるとの懸念を 背景に、安全逃避資産としての金買いが膨らんだ。1月の米鉱工業生産 は製造業の生産指数が予想外に低下し、2009年5月以来の大幅なマイナ スとなった。

STAウェルス(ヒューストン)のランス・ロバーツ最高経営責任 者(CEO)は電話インタビューで、「金は下落トレンドが途切れてお り、一定の買いが入ることが予想される」と指摘。「米経済は健全でな いことが徐々に明らかになりつつあるため、イエレン連邦準備制度理事 会(FRB)議長を中心とする当局は緩和策を解除しないだろう」と述 べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比1.4%高の1オンス=1318.60ドル。週間では4.4%高と、 昨年8月16日終了週以来の大幅上昇。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場はバレル当たり100ドル超で終了。終値で100 ドルを超えるのは今週4回目。朝方発表された2月の米トムソン・ロイ ター/ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は81.2と、前月から 横ばい。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値80.2を上 回った。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は「経済 関連のニュースはそれほど悪くはない」とし、「100ドル付近にかなり 力強いサポートがある。クッシングの在庫は大きく減った」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日比 5セント安の1バレル=100.30ドルで終了。週間では0.4%上昇となっ た。

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