イタリア債利回り、8年ぶり低水準に接近-レッタ首相が辞任

14日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇し、10年債利回りは2006年以来の低水準に接近した。レッタ首相 の辞表提出を受け、改革が再び動き出すとの見方が強まった。

イタリア10年債は続伸。この日の発表によれば、同国経済は昨年10 -12月(第4四半期)に前期比ベースで約2年ぶりのプラス成長を遂げ た。同国議会の最大勢力である民主党のレンツィ書記長(党首)は13 日、選挙を避けたい考えを示している。スペインとポルトガルの国債も 上昇。一方で、ドイツ国債は値下がりした。

KBCバンクの調査アナリスト、マティアス・ファンデルユフト氏 (ブリュッセル在勤)は、イタリア「大統領がレンツィ氏に組閣を要請 するだろうとの期待は大きい」とし、「切望されている改革をレンツィ 氏なら恐らく実施できると市場が信頼を寄せているのは明らかだ。少な くとも短期的には好材料だ。ただし、これで国債利回りが一段低下する かどうかは別の話だ」と語った。

ロンドン時間午後4時30分現在、イタリア10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.68%。12日に は3.66%と、06年2月以降の最低を記録。同国債(表面利 率4.5%、2024年3月償還)価格はこの日、0.235上げ107.10。

イタリア国家統計局が発表した10-12月期国内総生産(GDP)は 前期比0.1%増。7-9月(第3四半期)は横ばいだった。ブルームバ ーグがまとめたエコノミスト予想中央値と一致した。

ドイツ10年債利回りは前日比2bp上昇し1.69%。フランスの10年 債利回りも2bp上げ2.28%、同年限のベルギー国債利回りは1bp上 昇の2.44%となった。

英国債相場は下落。10年債利回りは1bp上昇の2.80%。前週末比 では9bp上昇した。同国債(表面利率2.25%、2013年9月償還)価格 は0.06下げ95.43となった。

原題:Italian Bond Yields Fall Toward Eight-Year Low as Letta Resigns(抜粋) Pound Rises for Fourth Day as Construction Adds to Growth Signs (抜粋)

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