ユーロ圏:10-12月GDP、予想上回る0.3%増-独仏けん引

ユーロ圏経済は2013年10-12月(第 4四半期)に予想を上回るペースで成長した。けん引役はドイツとフラ ンス。欧州中央銀行(ECB)に景気刺激と低インフレ対策で来月の行 動を迫る圧力は和らぎそうだ。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した10-12 月の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.3%増と、伸び率は7-9 月(第3四半期)の0.1%を上回った。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト41人の予想中央値は0.2%成長だった。前年同期比では0.5%増 加した。

ECBのドラギ総裁は6日、「われわれには行動する意思も用意も ある」と述べた上で、追加策を講じる判断を下すには、景気回復に関す る「さらなる情報が必要だ」と説明した。ECBは同日、政策金利を過 去最低の0.25%に据え置いた。

IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチ ャー氏(ロンドン在勤)はGDP統計を受け、「追加刺激で行動を直ち に取るようECBに迫る強い圧力の一部は若干和らいだ」と発言。「と はいえ、ユーロ圏で長引く超低インフレや、成長の勢いを増す上での困 難継続、そして依然としてタイトな信用状況がECBに追加行動を促す とわれわれはみている」と語った。

ユーロは統計発表後、ドルに対して上昇。ブリュッセル時間午前11 時19分(日本時間午後7時19分)現在は1ドル=1.3691ドルで取引され ている。

ドイツの10-12月GDPは前期比0.4%増で、成長ペースが加速し たほか、フランスは0.3%のプラス成長と、いずれもエコノミスト予想 を上回った。

この日の発表によれば、イタリア経済は前期比0.1%のプラス成 長。7-9月期は横ばいだった。ただ、イタリア銀行(中央銀行)のビ スコ総裁は8日、景気回復は「脆弱かつ不透明」と語っていた。

原題:Euro-Area Economic Growth Eases Pressure on Draghi for Stimulus(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg. Editors: Patrick Henry, Jones Hayden

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