昭シェル:新井COO退任へ、子会社社長に-香藤CEOに権限一元化

昭和シェル石油は14日、新井純グ ループCOO(最高執行責任者)が3月27日付で退任すると発表した。 新井氏は子会社の昭和四日市石油の社長兼CEO(最高経営責任者)に 就任する。

 香藤繁常会長兼グループCEO(最高経営責任者)が続投するほ か、同社の筆頭株主ロイヤル・ダッチ・シェル出身のダグラス・ウッド 取締役兼グループCFO(最高財務責任者)が代表権を持つ取締役に昇 格する。

同社広報部の中村知史部長は会見で、同社の製油所の中で原油処理 能力が最も大きい四日市製油所は重要な拠点だとし、「ナンバー2だっ た新井氏が四日市に行き競争力を高める」との戦略が背景にあると説明 した。同社は4日、四日市製油所の処理能力を日量21万バレルから25 万5000バレルに引き上げたと発表している。

新体制では常勤の取締役は香藤氏とウッド氏の2人で、残り6人は 社外取締役。第2位株主のサウジ国営石油会社サウジアラムコ幹部2人 など3人の外国人が社外取締役に名を連ねている。中村氏は、ソーラー 事業を海外で展開するために「グローバルな経営が必要」であるため、 外国籍の社外取締役を迎えることが重要だと強調した。

昭和シェル石油で勤務経験のあるFEアソシエイツの石油エコノミ スト藤沢治氏は、取締役に社内の人間が2人というのは他社と比較する と少ないと指摘。「経営判断をする上で香藤氏の負担がより高まること になる」との見方を示した。

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