海外勢5週ぶり小幅買い越し、事法買いは特殊-2月1週需給

2月1週(3-7日)日本株市場 で、海外投資家は小幅ながら5週ぶりに買い越した。

東京証券取引所が14日午後に発表した投資部門別売買状況(東京、 名古屋2市場1・2部等合計)によると、同週に海外勢は差し引き412 億円買い越した。1月月間では1兆1696億円を売り越し、月間売越額と しては2008年3月以来の高水準を記録していただけに、こうした厳しい 海外勢の売り姿勢がひとまず止まった格好だ。

ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部 長は第1週の海外勢動向について、週後半にかけて現物の買いが入った ものの、「先物を見るとTOPIXで3514億円売り越し、日経平均 も906億円売り越し、トータルでは売り越し」と指摘。海外勢売りの流 れは継続している、との認識を示した。

2月1週の日経平均株価は、前の週に比べ452円12銭(3%)安の 1万4462円41銭と5週続落。週前半は、引き続き新興国市場の波乱に端 を発するリスク回避の動きが強まったが、後半は新興国リスクや米国景 気に対する過度な警戒がやや和らいだ。

個人投資家は5週連続で買い越し、買越額は1148億円と史上2番目 の規模を記録した前の週の6200億円からは縮小。藤戸氏は、「安値局面 で買いに向かった」とする一方、「信用取引では1161億円売り越してお り、『追い証』に伴う処分売り」と見る。

このほかの部門別動向では、事業法人が1827億円の買い越しとなる 半面、その他法人等が1672億円売り越す特徴的な動きがあった。3日に は、りそなホールディングスが自社株買いを実施、預金保険法に基づく 公的資金の一部返済を行っている。「特殊な要因で、全体的な株式需給 には影響しない」と、藤戸氏は話した。

年金基金などの動向を反映する信託銀行は344億円の買い越し、投 資信託は4週連続の買い越しで、買越額は702億円だった。生保・損保 は23週ぶりに買い越し、金額は54億円だった。

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