ANA:16年度に営業益1300億円、国際線を中心に

ANAホールディングスは14 日、2014-16年度の最終年度の連結営業利益1300億円、営業利益 率7.0%を目標とする中期経営計画を発表した。同年度には国際線によ る生産量(座キロベース)で国内線を上回ることを目指す。

羽田と成田両空港の国際線発着枠拡大に伴い国際旅客事業を強化 し、創業以来初めて国際線が国内線を上回り、経営の中心とする。生産 量は運航効率性を示す指標で、座席数に運航距離(キロメートル)をか けて算出する。

コスト削減では、15-16年度の2年間で新たに500億円を実施 し、11年度からの6年間の累計で計1360億円を目指す。同社ではこれに より、燃油費を除くユニットコスト(1座席を1キロ運ぶ費用)で1.5 円相当の低減が実現するとしている。投資先については、アジアのネッ トワーク強化で複数の航空会社に出資を検討するほか、ベンチャー企業 など非航空関連事業への投資を行うことで企業ブランドの向上を目指 す。

都内で会見した伊東信一郎社長は、「航空業界を取り巻く環境は厳 しいものの、自らの力で熾烈(しれつ)な競争に打ち勝ち、世界のリー ディング・エアラインを目指す」と強調した。そして最終年度に目標に 掲げた営業利益率7%については「世界の航空会社の水準ではかなり高 い水準となる」と述べた。

その上で、国際線のネットワークを一段と拡充する方針に関連し て、アジア、欧州、北米地域に1、2路線程度を新規開設する方針を示 した。ただ、これまで同社が注力してきた中国への新路線開設は日中間 の関係が悪化していることなどの理由から「しばらくは様子見を続け る」との認識を示した。

伊東社長はさらに、同社が100%株式を保有する格安航空会社バニ ラ・エアを中期経営計画の最終年度となる16年度までに10機体制とし、 黒字化を目指す考えを示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE