トムソン・ロイターと欧州委の和解、モーニングスターが異議

トムソン・ロイターが欧州連合 (EU)の競争法(独占禁止法)当局と達した和解に対し、米投資情報 会社のモーニングスターが異議を申し立てた。

EUの行政執行機関、欧州委員会は2012年にトムソン・ロイターの 証券コードをめぐる調査で和解を決定。モーニングスターは声明で、こ の決定の取り消しを求める訴えをEUの一般裁判所に起こしたことを明 らかにした。

モーニングスターの広報担当、マーガレット・キルシュ・コーエン 氏は11日の電子メールで、欧州委は「モーニングスターなどリアルタイ ムのデータ供給会社を改善策の対象範囲から除外する決定を見直す」必 要があると指摘した。異議申し立ては4日に行われた。

欧州委は09年にトムソン・ロイターの証券コードをめぐる調査を開 始。コードの取り換えには、ソフトウエアの書き換えや再設定といった 長くコストのかかる作業が必要となるため、顧客は同社との取引を続け ざるを得ない状況に置かれている可能性があるとしていた。

EU当局は証券コードに対し新たなライセンスを作成するというト ムソン・ロイターの12年の改善案を受け入れた。欧州委はこれにより顧 客が「競合するリアルタイム総合データ供給会社に切り替え」やすくな るとしていた。

トムソン・ロイターのロンドン在勤の広報担当、イボンヌ・ディア ス氏は、同社が異議申し立ての詳細を見ていないとしてコメントを控え た。欧州委のアントワン・コロンバニ報道官も同じ理由でコメントを控 えた。

ブルームバーグ・ニュースの親会社、ブルームバーグ・エル・ピー は金融・法律情報とトレーディングシステムの提供でトムソン・ロイタ ーと競合している。

原題:Thomson Reuters EU Antitrust Pact Challenged by Morningstar (1)(抜粋)

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