野村HD:米フォートレス株売却益約210億円-今四半期に計上

野村ホールディングスが保有する米 資産運用会社フォートレス・インベストメント・グループの株式を売却 し、約210億円の利益を得たことが分かった。

野村の山下兼史広報担当によれば、売却益は第4四半期(1月-3 月)決算に計上する予定だという。野村は13日フォートレス株12%を総 額3億6340万ドル(約372億円)で同社に売却した。

200億円規模に上るフォートレス株の売却益は野村の第4四半期の 利益を押し上げる可能性がある。ブルームバーグ・ニュースが集計した アナリスト8人による第4四半期の純利益の予想平均値(1月末時点) は530億円だった。野村は2014年3月期で12月までの9カ月累計で1523 億円の利益を確保、通期では過去8年で最高に迫る勢いだ。

野村は06年12月にフォートレス株15%を共同創業者のウェス・エデ ンズ氏らから8億8800万ドルで取得。フォートレスは07年2月に新規株 式公開(IPO)を果たしたが株価はその後急落。野村は減損処理を行 っていた。フォートレスは、ヘッジファンドやプライベートエクイティ (PE、未公開株)投資などで580億ドル相当の資産を運用している。

和解金も

これとは別に野村には、特殊要因として和解金を受け取る見通しが 米国で浮上している。金融保証会社(モノライン)MBIAと野村は住 宅ローン担保証券(MBS)の保証に関連する問題で和解し、ニューヨ ーク州当局が両社の合意内容を承認した。事情に詳しい関係者1人が14 日までに明らかにした。

和解内容は非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところによ ると、MBIAは今回の和解に基づいて野村にまず3億2500万ドル (約332億円)を支払う。他に残っている法的問題の推移次第では野村 にさらに8300万ドルを払う可能性もある。支払いの時期などは明らかに なっていない。

ニューヨーク州金融サービス局のベンジャミン・ロースキー局長が 両社の和解を取りまとめて13日に承認した。

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